気になるあの娘は先輩グループの紅一点【Kazuma.K】

久しぶりに ページ46

今まで、
好きやけどすごい意識したことはなかった。
…告ったけど


Aの歌詞作成が終わっても、
隣にずっとおってくれるって安易な考えでAと偽装恋愛しとった。




…でも、いざ完成したって聞いたらなんか分からへんけど
Aが隣からいなくなるような気がした。

だから…思ってもみないことがポンポン口から出てくる



｢…A、｣

『…告白の答え、出せなくてごめんね』

｢…待つって言ったのは俺やから｣

『…私、、その、、』


Aが何かを言いかけた時にGENEさんの楽屋が開いて
涼太さんが顔を覗かせた。


涼｢……。｣

そして何も言わずに楽屋の扉を閉めた。


『…涼太くーん？』

涼｢何ー？俺は何も見てへんで｣

『…いや、あの、、おはよー』

涼｢おはよー｣

……扉越し(苦笑)



『ねぇ壱馬くん』

｢ん？｣

『…毎回こうだね(苦笑)』

｢そうやな(笑)
そういう運命なんちゃう？(笑)｣

『一生これなの？！(笑) やだなー(笑笑)』


今はまだ本物の恋人になれなくても
この空気が楽しいから…焦るな俺。



『ふふ、じゃあ、また後でね』

｢また迎えに行くな｣

『待ってます(笑)』


Aが楽屋に入ろうとしてドアノブに手をかけた時
さっきすれ違った方向とは逆の方向から亜嵐さんが歩いてきた


亜｢もう、Aのせいで事務所一周してきちゃったじゃん｣

『100%自分のせいでしょ、じゃあ壱馬くんまたね！』

亜｢またね！｣

｢はい！｣


『なんで一緒に入ってこようとすんの』

亜｢だってAの後から入ったら閉められそうなんだもん
鍵もかけられそう…｣

『そんな性格悪くないし。
お望みならそうしますよ？』

亜｢え！？やめて？！｣

『じゃあ早く入れや』

玲｢扉の前で騒がないで早く入ってきてくれます？亜嵐くん｣

亜｢なんで俺だけ！？｣



帰ろうとしたらなんだか楽しそうな声が聞こえて
耳を傾けてみたら気を抜くと笑いそうになる会話。



｢賑やかやなぁ｣







翔平｢アヒャヒャ、あ、壱馬さんおはようございます｣

｢おん、おはよ(笑) なんか楽しそうやな？｣

慎｢おはようございます
この間のGENE高のAさんが壊れてるんですよ(笑)｣


…Aが壊れてるのはいつもの事やんか←



【階段楽しいなぁぁぁぁぁぁ！！！】(Aさん)

【お前さっきからそれしか言ってねぇじゃん】

【でもそのくせ階段登るの嫌いでしょ】

当人たちよりも第三者の方がもどかしいよね→←・

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