気になるあの娘は先輩グループの紅一点【Kazuma.K】

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玲｢多分言っても知らないと思うよ？｣

隼｢え、でもさ割と有名人だったじゃん｣

『別れてから知ったけど悪名高かったらしいよ』

隼｢え、そうなの？
ごめん、それは知らないわ｣

玲｢俺も｣


玲於さん達の話を聞いていると突然、扉がノックされた


入ってきたのは


｢慎！？｣

慎｢あ、壱馬さんいた。GENEさんもお疲れ様です。
壱馬さん、陸さんが探してましたよ｣

｢…あ、そろそろ打ち合わせの時間やもんな｣

慎｢大事な話でしたら伝えときますよ？｣

｢いや、だいぶ話まとまったから行くわ｣

玲｢あ、待って。
慎さ宏夢(ひろむ)って知ってるよな？｣


ひろむ…それがAの元彼か…


慎｢…え、またなんかしたんですか｣

隼｢あー、なるほど俺らより後輩のが知ってるってオチね｣

慎｢…あの人冗談抜きでヤバいんですよ。
なんか、いつも自慢して来たのは
その………何とは言いませんけどテクニックがすごいとか…｣

『…もういいよまこっちゃん。』


Aは話しにくそうに言葉を詰まらせた慎を止めた


慎｢えっと…逆にどんな感じだったんですか？｣

玲於さんと隼さんは自分たちの知っていることを
慎に話した



『……二重人格じゃん…こわ』

ボソッと呟いたAの言葉を俺は見逃さなかった


｢…A、後でまた話そ。
慎、ごめんな。行こうや｣

慎｢わかりました｣

｢すみません、お騒がせしました｣

亜｢いいよいいよ、ありがとね壱馬｣


亜嵐さんの言葉にちょっと微笑んでから
GENEさんの楽屋をあとした。


慎｢あの、壱馬さん｣

｢ん？｣

慎｢なんで急に宏夢さんの話になったんですか？｣


…あんまり元カレだったとか言わん方がええんやろうけど
どう言う言い回しで伝えればいいかわからん…
しゃーない。


｢…元カレなんやってAの。｣

慎｢…あぁ、なるほど、、
…まぁ、アイツAさん狙ってましたからね｣

｢…なるほどな｣

慎｢…Aさん、スタイルいいじゃないですか。
それでワンチャンを狙ってたみたいで…
純粋だから宏夢みたいなやつに引っかかっちゃったんですかね｣

｢…最低やん。ソイツ｣

慎｢そうですよね。｣


その後も慎はそのひろむってやつの愚痴を垂れていた。


北｢あ！壱馬！｣

｢遅くなってすみません｣

陸｢大丈夫！
大方玲於さんから聞いたから気にしないでー｣



戸惑う俺を陸さんが座らせて、打ち合わせは開始した。

最近のストーカー被害はアップダウン激しいんだよ。でもここ毎年、被害総数2万件を超えてるんだって→←結局ソイツ誰なんって話

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