気になるあの娘は先輩グループの紅一点【Kazuma.K】

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壱馬くんとは一時的なバイバイをして
私はとりあえず飲み物だけ買って戻った。



隼｢おかえりー｣

玲｢…お前、目どうした？｣

『……。』

楽屋に戻ると幼なじみ2人しかいなかった


『他のみんなは？』

玲｢ボーカル2人はレコーディング
亜嵐くんとメンディーはEXILE
裕太くんトイレ｣

隼｢で、玲於と2人｣

『…そっか』


先の玲於の言葉によると自分、
相当目が腫れてるっぽいので
買ってきた水を目の上に置いて腫れを引かせた


亜｢ただいまー…ってAさん？｣

メ｢あ、おはようA大丈夫？｣

裕｢おー、遅かったな？大丈夫なん？｣

『3人ともおかえり』


目を合わせて最大限の笑顔で言うと
3人は驚いた顔をして私を見た。


すると、亜嵐くんが3メーターもない距離を
猛スピードで走って私に抱きついた



亜｢ねぇ！どうしたの！？｣

『…。』



｢Aー。忘れもん……あ、すみませんでしたー！｣

多分、壱馬くんが忘れ物を届けに来た。


裕｢壱馬、大丈夫やで。戻ってきい｣

壱｢え、でも……｣

メ｢亜嵐くんが暴走しただけだから
何もやましいこととかないから｣


『亜嵐くん、暑い。』

亜｢だって！！｣

『話す、話すから大人しくして』

そういうと、
犬みたいに小さくなって言うことを聞いてくれた


壱｢あ、これ。話すためには必要やろ｣

壱馬くんの言う忘れ物とは例の手紙だった。



『ごめん、ずっと持たしてた』

壱｢いや、大丈夫やで。ほな、行くわ…A？｣


『一緒にいてください

…………あ。いや、壱馬くんも忙しいもんね』


また、無意識に今度は袖を引っ張っちゃった…。

別の意味で泣きそう…。



壱｢…なんか、A元彼から手紙来たらしいんですよ｣

玲｢…あー、アイツか｣

壱｢それで、その人が送ってきた内容、
男でも精神抉られるんで…
Aは相当精神に来たんだと思います｣


何も言ってないのに私の代わりに話してくれる壱馬くん


亜｢どんなん！？｣

壱｢……手紙はヨリ戻したいって言う
普通の未練タラタラの奴が言う内容でした。
でも、それと一緒に入ってたものが
カッターの刃と【自主規制】の写真で…｣


裕｢そんなきしょい奴おんのか｣

玲｢アイツ、そんなヤバい奴だったか？｣

隼｢人は見かけによらないって言うからね｣


何も言えなくて私は俯くしかできなかった。


涼｢あ、Aおかえり。壱馬もいらっしゃい｣

壱｢お邪魔してます…｣


涼太くんと龍友くんも帰ってきた。

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