かっちゃんの幼馴染は。2 (ページ35)

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ってなわけでやってきました！

ショッピングモール！！！

出久side

A「ほらぁ勝己～早く！」

みんなと合流して立ち話をしていると聞き慣れた声が聞こえる。

出久「Aちゃん！」

後ろからは、うるせぇ！と叫ぶかっちゃんの姿が見えた。

切島「あの爆豪来るって本当にすげぇなA」

蛙水「ケロ、Aちゃんにしかできないことね」

A「お待たせ～あ！出久のTシャツ面白い！」

僕が着ている服をまじまじと見つめるAちゃん

ころころ変わるAちゃんの顔を見つめていると殺気立った視線を感じて慌てて距離を置く。

上鳴「よし！これで全員揃ったな！早く行こうぜ！」

Aside

目的ばらけてるから時間決めて自由行動！

ということで勝己をどうやって誘うか考えていると

勝己「だってよ、おら行くぞ」

A「へ？」

普通に一緒に行動すると考えられていたみたいで驚く。

勝己「…行かねーのかよ」

((((分かりやすっ…！))))

なんか残念そうに聞こえた…いや、あくまでも聞こえただけだけど

A「行く行く！！」

そう言って勝己の隣に並んだ。

勝己「何買うんだよ」

A「んー、自由時間はショートタイプのサロペットにしようと思ってるからその上に羽織るものがほしいな～って」

勝己は？と聞いてみたけど、別にこれといったものはないらしい。

私が行こうって誘ったから来てくれたのかな、なんて思って勝手に1人で舞い上がる。

(2人でショッピングとか何年振りだろ…)

ボケーっとそんなことを考えていると勝己に服を押し付けられる

A「何これ」

押し付けられたのは黒と白のシンプルなウィンドブレーカー

勝己「いいから着てこい」

試着室に押し込まれて渋々着替える。

(うわぁ…こんなの似合うかな)

…にしても勝己、センス良すぎでしょ

A「こんな可愛いの似合ってる？」

勝己「…いいんじゃねーの」

A「じゃぁ、これにしよっかな…」

服をレジに持って行こうとすると

勝己「買ってやる」

A「え？いやいやいやいや流石にこれは自分で買うって！」

私の動揺っぷりに笑みを溢す勝己

勝己「こんくらい別にいいわ」

金使わねぇから馬鹿みたいにあるんだよ、と言って私の手からウィンドブレーカーをとる。

A「…いいの？本当に」

勝己「いいっつってんだろ」

…なんかこういうの彼氏みたいだなぁ

もし勝己が私の彼氏だったら…なんて馬鹿げた妄想をしそうになって慌てて首をブンブン振った