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きもち4 ページ29
雲雀がいなくなってから約1ヶ月。
あれほど寂しかった香桃葉の気持ちも幾分か落ち着き、雲雀のいなかった頃の日常に戻りつつあった。
そんな中、教員研修があり同期の人たちと話す機会が設けられた。
研修が終わると、香桃葉は1人の男性に声をかけられた。
「すみません、並盛小学校の先生ですか？」
『？はい、そうです。』
「お疲れさまです。僕、橘と言います。はじめまして。」
『はじめまして。』
「僕、並盛出身で。林先生の教え子なんです。」
『あ、そうなんですね！林先生にも伝えておきます。』
他愛のない話をしながら歩いていると突然、香桃葉の目の前は真っ暗になった。
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作者名：香桃葉 | 作成日時：2020年7月19日 11時
