10年後雲雀さんには敵いません。 (ページ22)

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意識2 ページ22

仕事が一段落して、2人はご飯を食べる。

『雲雀さんは、いつまでここで働くんですか？』

香桃葉は、ふと疑問に思って尋ねた。

「正確にいつまでとは決まってないかな。ここでやることが落ち着いたら、イタリアにも行かないといけないし。癪だけどね。」

『そうですか、忙しそうですね。』

ツナや獄寺たちは何をしているのだろうと思いながら、香桃葉はご飯を頬張る。

「逆に君は？移動はないの？」

『まだ勤務してそんなに経ってないので、来年くらいは移動はないかなぁと思ってます。』

「そう。教員ってさ、どんな人と結婚することが多いの？」

雲雀から【結婚】という言葉が出てきて、驚きを隠せない香桃葉であった。

『えと…ですね、多いって言われるのは教員同士ですかね。あとは、公務員が多いかなと。私は結婚してないので分からないですけど。』

「へぇ。やっぱり安定した職業を求めてるんだね。」

『まぁ…そうじゃないですかね？』

「君も？」

『え？…ん〜まぁ、そりゃ不安定で生活が困るのは嫌かなぁとは思いますけど…。』

『そこまでこだわりはないですかね。好きな人と結婚したいです。』

香桃葉の言葉を聞いて、雲雀は少し考えた後、

「ふぅん。そう。」

とだけ答えたのだった。