｛BTS｝彼女はマドンナ、麗容、紅一点-4-

＊恋するオンナノコ ページ36

「衣装替えが多くて大変ね」

『オンニたちの気も知らず私は楽しんでます』

「まぁ楽しいならいいわよ」



ついに私のソロ曲のMV撮影が始まった。

グループでの撮影よりも沢山の衣装で撮影するために、それに合わせてメイクも変えてるためスタイリストとメイクのオンニたちは大変そう。

私は普段することのない格好が出来てワクワクだけれど...なんだか申し訳ない。
セクシーな黒い衣装や女の子らしいオフショルダーのトップスとかミニスカートとか...いつもは着ない服ばかりでとても楽しい。





コンセプトは恋する女の子。

自分が恋したことはあまりないけれど、スタッフのオンニたちから色々聞いて無駄に知識はあるから...

それにオンニたちは皆、面白くて不思議な出来事ばかり話してくれるからネタが沢山あった。



そして恋する女の子にはもちろん想いビトがいて。

そのお相手をしてくれるのが今年新しく出来た弟、ヒュニンカイくんである。





『引き受けてくれてホントにありがとう』

ﾋｭﾆﾝｶｲ「いえ！
むしろ僕で良かったんですか？
メンバーのヒョンたちとかじゃなくて...」

『うん。
あの人たちうるさいから』



今日だってMV撮影だとは伝えてないし。

そう口にすれば心底驚いたような顔をして“ヒョンたちのこと好き...ですよね...？”と心配をされてしまった。





『ちゃんと好きだよㅎㅎㅎ
ただあの人たちは過保護だから』

ﾋｭﾆﾝｶｲ「あぁ...DITE先輩のこと大好きですもんね」



この子も私に負けず？メンバーたちから愛されまくってると思う。

なんて思いながらスタジオの入り口の方に視線を向ければ。



『応援隊が来たみたいだよ』

ﾋｭﾆﾝｶｲ「あ、ヒョン！」



TXTのメンバーが来てくれたようだ。

＊ヌナって呼んで→←-初めてのちゅう。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す