知らないは知っている

小塚先生 ページ8

小「じゃあ、今から理科を教えるね。その前に、
　まず初めに、教えて欲しい単元を教えて欲しい
　んだけど、いいかな。」

　確かに、一言に理科と言っても範囲はかなり広いもんね。

若「生物がいいぞ!」

翼「俺はなんでもいいよ。」

黒「俺も。」

忍「俺も生物がいい。」

彩「私もかな。」

上「俺もなんでもいい。」

小「分かった。じゃあ今から、生物の範囲を教え
　るね。」

小「生物と言っても、人体や植物など様々な種類
　があるのは、知ってるよね。両方関連付けて話
　から、分からないところは聞いてね。」

　皆、メモやノート、スマホを取り出して、小塚君の話を聞いていた。

　私もノートを取り出してメモを取りながら、一生懸命話を聞いた。

　…それから一時間後。

小「…がこうなるから、こことここは繋がって、
　こっちの種類ではないことが分かるんだよ。」

若「なら、この場合、こいつは猫科には、入らな
いのであってるか?」

小「うん。でも、例外が無いわけじゃないから、
　そこは気をつけて。」

　小塚君の説明は、凄く分かりやすくてどんどん分からなくて、絡まっていた頭の糸がほぐされてるみたいだった。

若「おし!分かった!」

小「じゃあ、一度休憩に入ろうか。皆、ご苦労
　さま。」

　うん!

上「休憩中で、すまないがここ教えてくれ。」

小「えっと、ここは…」

翼「黒木、ここ分かる?」

黒「あぁ、ここはな…」

忍「あ、俺も、俺も!」

　流石、頭のいい人は、違うね…

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