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いつも通りの学校 ページ3

朝食を食べ、急ぎ足で駅へ向かった。

 こういうときの私立は、大変だよね。何度も、乗り遅れそうになったもん。

 電車に乗ると、すぐに鞄から参考書を取り出して読み始めた。

 しばらくして、学校近くの駅について、私は降りた。そして、学校まで歩く。
 
 前は、翼や忍に会っても無視をしていた。よく考えてみたら二人に酷いことしちゃたな。

 一度で良いから、二人と並んで歩けますように。

 私は、学校についたらすぐに、自分の席について
参考書を取り出した。

 他の子は、廊下に集まってベラベラ話したり、時には急に甲高い声で笑ったりしている。

 「昨日のドラマ観た?」

 「あぁ!あの維持恋のこと?最高だったよ〜!」

 「でも、このクラスにドラマ観てなくって、絶対
 に観ない人いるよね〜。」

 「あ〜。私、もういつでもKZ見られるから興味な
 い的な?」

 「なんで、あんな子なんだろう。」

 「私の方が絶対良いのに!」

 …ああいうのって、迷惑だよね。

 勉強したい人だっているし、調子が悪い人もいるかもしれないのに、そんなに騒がしくしないでよ。

 でも、今の私じゃなかなか言えない。うるさがられるか、最悪いじめの対象になっちゃう。
 
 ただでさえ、皆といるから反感を買っているのに、余計目立つようなことをするつもりはない。

 だから、今日もあの子達が他のものに意識が逸れるのを待つ。

 多分、もう少しであの子達は黙る。

 もう少しで翼が来るもの。

 「美門、おはよ。」

翼「ん。おはよ。」

 「美門君、おはよう!今日も、かっこいいね!」

翼「ありがとう。」

 「じゃあね!ツバサ!」

 ほーら、一瞬はうるさくなるけど、すぐに静かになる。

 これは、前にクラスのボス?的な女の子が翼に質問したの。

 美門君は、どいういう子がタイプ?って。

 それで、翼は静かで大人しくってそれでいて優しい子っていったんだ。

 そこから、クラスいや学校中の翼ファンが静かになった。

 翼の力で、ここからの時間はとても静かになるの。本当に、感謝しかないよ。

 そして、このまま放課後まで無事に勉強出来たんだ。

 まあ、途中で嫌味は言われたけど。いちいち気にしてられないから、もう意味ないけどね。
 
 これが、私のいつもどうりの日常。

 というか、今日秀明あるじゃない!
 急いで帰らないと。

 鞄を持ち、早々と教室を出ようとしたとき、前から人が来た。

翼「休み時間、カフェテリア集合。」

いつも通りの秀明とKZ→←私は…



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設定タグ:探偵チームKZ事件ノート , シリアス , 色ねいろ   
作品ジャンル:泣ける話
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まや - 面白いです‼これからも頑張ってください‼楽しみにしてます♡ (2022年8月12日 15時) (レス) @page19 id: d6360398c5 (このIDを非表示/違反報告)
色 ねいろ(プロフ) - 評価有難うございます! (2022年6月6日 17時) (レス) id: 4b0ba03b62 (このIDを非表示/違反報告)
色 ねいろ(プロフ) - コメント凄く嬉しいです。有難うございます。 (2022年6月1日 23時) (レス) id: 4b0ba03b62 (このIDを非表示/違反報告)
色 ねいろ(プロフ) - お気に入り、評価有難うございます! (2022年5月31日 23時) (レス) id: 4b0ba03b62 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:色 ねいろ | 作成日時:2022年5月30日 0時

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