私が変えます！ (ページ3)

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座席に戻ると隣には副担任となったワンツーハオ先生が顔を青ざめさせながら

ﾜﾝﾂｰﾊｵ「一年間頑張りましょうね、、、」

と言ってきた。そんな彼を見てしまうと余計上手くやっていけるのか不安になってきてしまった。

貴「まだ生徒達にも会っていないんです。会う前から落ち込むのはやめましょう。」

私がそう言うと彼は驚いた顔をしたが、数秒後には少し顔が明るくなっており、

ﾜﾝﾂｰﾊｵ「そうですね、、！頑張ってみます！」

少しでも彼を元気づけられたのなら良かった。

貴「それではそろそろ行きましょうか。」

私達は覚悟を決め2年5組の教室へと向かった。

in 2-5教室

ガラガラガラと私がドアを開けると同時に椅子に座っていた生徒達の視線がこちらへと向かった。

私は緊張しているのを隠しながら気を引き締めると

貴「今年度この2年5組の担任を務めさせていただくことになったキム・ユウと言います。よろしく。」

ﾜﾝﾂｰﾊｵ「同じく副担任のワンツーハオと言います！」

自己紹介を終えると沈黙の時間はあったが、しばらくすると拍手をしてくれた。

？「初めまして！先生。僕はソン・ハンビンと言います！」

クラスの代表として挨拶してくれたのはいかにも爽やか王子という印象を植え付けられる生徒だった。

貴「あぁ、よろしく。」

見た感じとても気が良さそうな生徒ではあったが、まだ油断はできなかった。

貴「新2年生の皆さん改めておめでとうございます。このクラスは3年間同じクラスでクラス替えがないと聞きました。」

貴「私は今年から教師を始める者なので、わからないことだらけだと思いますが、手を貸してくれるとありがたい。」

貴「それでは、今日は連絡だけを伝えてHRを終わります。」

伝えなければならない連絡を話しながらも私はこのクラスを生徒の顔を1人1人見てみるが何が問題児クラスなのかが分からなかった。

伝えなければいけないことは全て伝えたため

貴「今日はここまでです。また明日学校で会いましょう。さようなら。」

と言うと生徒たちが仲のいい友達とお喋りし始めた。

生徒の出席を再確認していると、今日学校に来ていない生徒は2名。

その他は今日は全員出席している。学校に来ていない生徒の休む理由が分からないためまた聞かなければいけないなと思いながら事務作業をしていた。

ﾜﾝﾂｰﾊｵ「あの、ユウ先生。僕もしよかったら今日学校に休んでいる生徒に電話してきましょうか？」