今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:457 hit
小|中|大
光と影 ページ4
--
「ありがとうございます」
突然の感謝の言葉に僕は驚き、彼女を見た。
隣には冷水をテーブルに置く店員の姿が映る。
其方に言っていたのかという納得しながら、僕は自分が言われたと勘違いした行為を恥ぢた。
何か声をかけようと、僕は先程かえら目に入っていたメニューを手に取って彼女に見せる。
「何か頼みますか?」
「もう、お兄ったらどうしたの?突然敬語を使い出して」
彼女はカラカラと笑い出す。
僕は少し気恥ずかくて、冷水をグビグビと勢いよく飲んだ。
緊張と猛暑により渇いていた喉が潤う。
何とも言えない爽快感が襲い僕は喋り出した。
「いやー、緊張してしまってね。時々無い?」
「あるかもね」
微笑むその笑顔に僕は今も昔も見惚れる。
--
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:エアーマジック | 作成日時:2018年1月8日 16時