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光と影 ページ4

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「ありがとうございます」

突然の感謝の言葉に僕は驚き、彼女を見た。
隣には冷水をテーブルに置く店員の姿が映る。
其方に言っていたのかという納得しながら、僕は自分が言われたと勘違いした行為を恥ぢた。

何か声をかけようと、僕は先程かえら目に入っていたメニューを手に取って彼女に見せる。

「何か頼みますか?」

「もう、お兄ったらどうしたの?突然敬語を使い出して」


彼女はカラカラと笑い出す。
僕は少し気恥ずかくて、冷水をグビグビと勢いよく飲んだ。
緊張と猛暑により渇いていた喉が潤う。
何とも言えない爽快感が襲い僕は喋り出した。


「いやー、緊張してしまってね。時々無い?」


「あるかもね」



微笑むその笑顔に僕は今も昔も見惚れる。





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作者名:エアーマジック | 作成日時:2018年1月8日 16時

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