2話 人虎とのエンカウント ページ6
路地裏で人へと戻り、いざアパートを目にすると、私は膝から崩れ落ちていた。
この探し当てたアパートものすごく見た事あります、ありがとうございました、どう考えても敦くんが住むことになったアパートです、本当にありがとうございました(白目)
『……どうしてこうなった…』
顔を上げてため息を着いた。
今日何度目かわからないが、精神的な疲労がやばい。
とにかく他に変なものが置いてないか心配すぎるので、颯爽と自分の部屋に入る。
部屋は二部屋で、床には畳が敷かれている。
ほぼほぼ物がなく殺風景な部屋だからか、輪をかけて厄介に見える
部屋に入り鍵を閉め、靴を脱いで机の方へと歩いていき、盛大に私は頭を抱えた。
机の側に置かれた刀置きに
そして机の上の手紙。
ここまでは何となく他の異世界物でも読んだことがあったし、よく分かっていた。
しかし机の上にモロに拳銃を置くとは何事か。
『…刀は兎も角、銃刀法違反でしょこれ……』
日本人なら数人に一人の確率で家に刀があるので、別に日本刀は良しとする。
しかし拳銃は頂けない。
何故こんなもの送ってきたのか。
恐る恐る拳銃を手に取ると、非常に軽いことに気がついた。
『……あれ、めっちゃ軽い』
拳銃は持ったことは無いが、かなり重いのだと思っていた。
しかし今これは他の物に例えると、プラスチックのコップ程度の重さだ。
『……偽物?』
銃オタの友人からアレやコレやと仕組みを聞かされていた私は、セイフティーがかかっているかどうかをまず確認する。
……闇工場で作られたものはそれが無いらしいが。
『……なさげだなぁ』
この拳銃にはそのロックが無い。
なんの為に女神がここにこれを置いたのか少し疑問だ。
『……そろそろ手紙読むか』
拳銃を机の上へとそっと戻し、手紙をおもむろに開いた。
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暁郗 - マフィン……仕様ですよね?? (2021年1月5日 11時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - めっちゃ好みです〜!続き楽しみにしてます! (2020年10月10日 14時) (レス) id: b284cf17d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 好きです〜〜〜!!応援しています!!頑張ってください! (2019年9月19日 11時) (レス) id: a6030a90d7 (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - 面白いです!好きです!どうか続き更新のご慈悲を…!! (2019年8月5日 1時) (レス) id: e0e3857385 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - おもしろい!!!!応援しています!!!! (2019年7月25日 1時) (レス) id: e69c1b6ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鏡花@狐さん | 作者ホームページ:
作成日時:2019年6月8日 20時