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もう終わりにしよう ページ4

そして今日はパソコン教室無料体験最後の日でした。

満「皆さん…今までありがとうございました!もし継続を希望される方がいたら授業終了後に僕のところへ来てください!」

絵美「…」

絵美はキスマークの1件があってから剛とあまり会話をしていなかったので、パソコン教室の事など詳しく話していなかったのです。

絵美自身も罪悪感から継続を拒むようにパソコンから目を背けていました。

絵美は教室が終わっても満の所へは行きませんでした

ですが、満は絵美を追いかけました。

必死で呼び止めました。

絵美は泣きながら下を向き小走りに教室を出ました

その途中…剛は泣いている絵美を見つけ声をかけようとしました。

ですが後ろから絵美に抱きつく満を見て足を止め
1歩2歩と後ろへ下がりました。

ですが遅かったのです。

絵美は剛を見てしまいました。

絵美は泣き崩れ、絶望しました。

もう終わりだと、

その日、絵美は満の家へ居候していました。

生気のない絵美は人間らしさのかけらもなく
ただただ意識のどこか奥で
後悔をつのらせていました。

次の日もその次の日も…

結局、絵美は1週間も満の家に居候しました。

満「絵美…出ていくの?」

絵美「今までありがとう…満」

満「うん…ねぇ…絵美」

絵美「…?」

満「俺もう…絵美に執着してないから」

絵美「…フフ…ありがとう満」

満はもう絵美に可愛らしさなど
感じていませんでした。
多分…少しも

絵美は全てを終わらせるために、ついに剛の待つ家へ帰りました。

剛「絵美…おかえり」

絵美「剛ちゃん…」

剛「これ作っておいたから食べて」

絵美「…炒飯…私の好きなご飯」

剛「うん…だろ?だから作っておいた」

絵美「…なんで…」

剛「…ん?」

絵美「なんで私を攻めないのよ?」

剛「え?」

絵美「いっそ…攻めてよ…問い詰めてよねぇ剛ちゃん」

剛「…絵美…なんでお前が怒るんだよ」

絵美「…私は不道徳が大嫌いだったそれは剛ちゃんもおなじ」

剛「…」

絵美「でも…私は…ねぇ剛ちゃん私を追い出してよ…なんで追い出さないのよ?」

剛「俺には絵美が必要だから」

絵美「…あぁそうね」

絵美は満の部屋を出る時に満にかけてもらった言葉を思い出しニヤけた

絵美「フフ…剛ちゃんはもう私に執着してないのね」

剛はただただこの女おかしい…とそれだけ思った。

その後絵美はどこか物足りなさを日々感じ生きていました。

あの夏の日からみんなおかしくなっちゃったのです。

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設定タグ:不倫 , 短編 ,   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:あやの | 作成日時:2021年3月27日 23時

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