雨のち恋【東堂尽八】 (ページ3)

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ｱﾒ。3 ページ3

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次の日、学校に行くと
東堂くんに挨拶されたので返した。

それから、自分の席についた。

『ねぇ、新開くん、』

隣の席の新開くんに話しかけた。

新開「ん、どうした」

荒北「……ﾝ？」

私は新開くんに話しかけたはずなのに、新開くんの近くにいた、靖友くんまで反応している、

『昨日、天気予報士が嘘ついたの。。』

新開「あれ、Aちゃんは、8チャンのおめざめテレビ、見てるんだっけ？」

『そーだよ。』

荒北「昨日、傘忘れたのォ？」

『うん。』

東堂「それで、俺と帰ったのだ！」

いきなり現れた、東堂くんが大きな声でそう言った。

そのせいで、周りの女子からの視線が痛い。

荒北「東堂ォ！声がデケェよ！朝っぱらから、デケェ声で騒ぐな！バカちゃぁんがァ！」

靖友くんがそう言って東堂くんの頭をノートで叩いた

(ないすっ！)心の中でそう思ってしまったのは、私だけの秘密。

新開「尽八と帰ったなら、よかったな、濡れずにすんだんだろ？」

『うん、まぁね。
東堂くん、昨日はほんとにありがと』

荒北「いや、こいつが一緒に帰りたかっただけダロォ。」

東堂「うるさいぞ、荒北。」

自転車競技部の会話は聞いてるだけで面白い。

この前買った、カエルさんの折りたたみ傘を今日はちゃんと持ってきたので、

雨が降ってほしいと願っていた。