キミイロ恋愛模様

1.キヅキ ページ2

私には生まれてからずっと一緒の幼なじみがいる。

そいつの名前は「鴫野貴澄」


貴澄は人気者で女子からもモテモテ。

私は幼なじみだからという理由で、
貴澄について相談されることが多い。

今日は親友の七海と海の見えるカフェに来ている。

七「ねぇ、Aは好きな人いないの？」

オレンジジュースを飲みながら、
七海が聞いてくる。

貴「えー。いないよ。七海は？」

七「私？私はね、いるよー！」

(へぇ、七海、好きな人いたんだ、初耳〜)

貴「だれだれー！」

興味本位で聞いてみた

七「えっとぉ〜、その…貴澄くん」

貴「そ〜なんだ。なんか意外、あいつのどこがいいの？笑」

なんでだろう。
胸が苦しい、これってまさか

七「そう、その"まさか"だよ」

えー！、なんで、考えてたことがわかるの？
七海、エスパー？

貴「え、聞こえてたの？
てか、口に出してた？」

七海はクスッと笑った。

七「出してたよ、Aは自分の気持ち気づいてなかったのね。」

ううん。多分、ずっと前から気づいてた、
でも、気付かないふりしてた
認めたくなかった。

七「大丈夫だよ。
もし、貴澄くんがAのこと選んでも
私、恨んだりしないから」

貴「…七海……」

七「だって、私たち親友でしょ？」

七海はそう言って笑顔を見せた

この気持ち、貴澄に伝えたら困るかな。

でも、








後悔はしたくない。

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