ideal 3 ページ4
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小「A〜っ！かーえろー」
貴『あ…ちょっと待って』
放課後になると望はいつも私の所に駆け寄ってきて、一緒に帰ろうと誘ってくれる。
貴『ごめん、お待たせ』
小「おそーい」
貴『…ケチ』
小「可愛ええ子には俺心広いで」
貴『…つまり、私は可愛くないと。』
小「別にそうとは言うてないやーん笑」
そう言ってケラケラ笑う望は、本当に残酷だと思う。
…はいはい。どうせ私は可愛くないですよ。
貴『…なぁ、女子力ってどうやって上げるん』
帰り道、疑問に思っていた事を聞いてみる。
小「朝俺が言うたことまだ気にしてんの？…あと、その質問普通男に聞く？笑」
貴『だって分からんねんもん』
小「やっぱあれちゃう？メイクとか」
貴『…え、化けんの』
小「いや、言い方。笑
高校生の女子ぐらいやったら、みんなしてるんちゃうの？」
…みんなしてる、か。
つまりそれは、私が後れてるって事ですよね。
貴『えー…メイク嫌。気持ち悪い。』
小「まぁどうせそう言うと思ったわ笑
メイクとか、嫌いやもんな。A。」
貴『なんか、騙してるみたいで申し訳ない』
小「みんなそんなもんやってー」
望の話曰く、
世の女性の方々は、毎朝15分ほどかけてメイクをするらしい。
…凄いな。私だったらその15分寝てるわ。
貴『ってか、なんでそんな事望が知ってんねん』
小「ね、姉ちゃんに聞いてん！！」
…慌てすぎやぞ。
まぁでも、メイクはちょっとやだな。
肌荒れとかヤバそうだし。時間かけるのやだし。
貴『女子力かー…』
面倒くさいな…。
小「何何？A頑張って青春掴もうとしてんの？笑」
貴『…うるさい』
ええ、してますよ。してちゃ悪いですか。
小「Aに彼氏かー…ぶふっ」
貴『何笑ってんねん』
小「いやー、そんな物好きおるんかなぁって。笑」
貴『……((蹴』
小「ちょっ、痛い！」
ほんまコイツは…デリカシーってもんが無さすぎる。
一応私も、恋する乙女やねんぞ。
繊細なハートの持ち主やねんぞ。
小「あ、今日Aん家行ってええ？」
貴『あぁ、どうぞ。…って、なんで？』
小「こないだ流星とマ〇オカートしよって約束してん」
貴『…ガキか』
小「いや、それ言うなら流星に言うて」
今日、望来るんか。
…一緒に居れる時間が、増えた。
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彩(プロフ) - 久々の更新、とても嬉しいです!! (2017年5月27日 0時) (
レス) id: a14dd51e33 (このIDを非表示/違反報告)
もんち - 更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2017年4月8日 20時) (レス) id: 832a254032 (このIDを非表示/違反報告)
のーちゃむ。(プロフ) - やさきみさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて、本当に嬉しいです(*´ω｀*) これからも頑張ります！ (2017年3月20日 10時) (レス) id: 9b616bac5d (このIDを非表示/違反報告)
やさきみ(プロフ) - 受験お疲れ様でした(*^^*)この作品、すごく大好きだったので再開してくれてすごく嬉しいです♪これからも更新頑張ってください！ (2017年3月18日 12時) (レス) id: 2b88adeffc (このIDを非表示/違反報告)
のーちゃむ。(プロフ) - やさきみさん» 本当ですか！？嬉しいですヽ( ´ ▽ ` )ノ ありがとうございます！これからもよろしくお願いします♪♪ (2017年3月16日 12時) (レス) id: 9b616bac5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のーちゃむ。 | 作成日時：2017年2月26日 17時
