#2.Always kiss(いつものキス) ページ3
太宰視点
朝食を食べ終わる頃には、私の低血圧も大分マシになってきて、いつも通りとは言わないまでも、ちゃんと返答したりできるようになった。
歯を磨いて、顔を洗って、もうフラフラしない足取りで、自室まで行ってクローゼットからいつもの服を取り出す。
貴『治さんは何でも似合うのだからいいですよね』
『私なんか小さいから服探すの大変なのですよ?』と言って、苦笑いをする彼女。
そんな彼女の頭を撫でて、「美智楼は可愛いから、なんでも似合うよ」と言ってやると『そうですかね〜』と言って、嬉しそうに微笑む。
アァ、愛しい愛しい私の奥さん。
私のことなんか肉眼で見えていないくせに、こうやって遠まわしに『カッコイイ』って言ってくれるのだから、凄く嬉しい。
私のことを、容姿で判別しなかった初めての女性だったから。
だから、私は心惹かれたのかもしれない。
貴『あっもうこんな時間。早く行かないと遅れちゃいますよ』
そう言って、慌てて私の背中を押して、玄関まで連れていく彼女。
そんな姿も愛おしい。
玄関で靴を履いて、向き直ると彼女は矢張り笑顔だ。
太「じゃあ、いってきます」
貴『いってらっしゃい』
そういった会話をしてから、何時ものように彼女に接吻をする。
すると、彼女はそれを受け入れて、少し顔を赤くする。
やっぱり、少し慣れないけれど、それでも嬉しいからやめる気はない。
私は玄関の扉を開けて再度「いってきます」と言って、名残惜しくもその場をあとにする。
矢張り最後に聞こえるのは『いってらっしゃい』だった。
#3.I'm ashamed to be known(知られるのが恥ずかしい)→←#1.I'm sorry. why?(ごめんね。なんで?)
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作者名:もるな | 作成日時:2017年9月2日 4時