る ぴ な す . [SnowMan]

. ページ29

ryota side


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入院３日目 、


今日は 俺と康二が、
いっしょに 病院に来た 。








舘「よいしょ 、Aだいじょうぶ ？

冷えピタ 交換しようか」








昨日 、

病院に来てた ラウールが
グループラインで 動画を送ってくれて 。







俺の作ったご飯を 頬張るAを見て 、

よかった 元気そうじゃん
なんて、思ってたんだけど。








今日 来てみたら 、ベッドで
ぐったりしてる Aがいた 。


下がりかけてた 熱が、
また 上がっちゃったらしい。









康「しんどそうやなぁ...」









酸素とか 脈を測っているのか 、

ベッド傍には 、
モニターも ひとつ増えていて 、


弱った Aの姿を 、
はじめて見た 康二は、心配そう 。







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舘「A 冷たいよー
はい、気持ちいね ？」








汗かいてる前髪を 横に流して 、
新しい 冷えピタを 貼ってあげたら 、


俺を 見つめて 、
ふにゃっと 笑った 。







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生「Aー、

４０度 越えちゃったら 、
頑張るって、約束したでしょ？」








解熱剤を持って 、
病室にきた 生田先生 。






Aは 、いやいや ぐずって、

頭まで 布団かぶって 、
丸まってる 。









何度も 入院して 、
点滴には 慣れてるAも 、

解熱剤の注射は、すごい苦手みたい。









生「ほら 、出ておいで

苦しくなっちゃうから。」









「(やぁっ...！)」









舘「A〜 、」









生田先生に、布団をめくられると、
俺のお腹に 抱きついて、


「やなの！」って、目で訴えてくる 。









生「めっちゃ 甘えてるなあ〜」









舘「日々 甘やかしてます、笑」









「俺 、こんな 甘えた目で
見つめられたこと ないんだけど！」

って、生田先生が 笑ってる。








舘「じゃあさ A、
康二に 抱っこしてもらったら？

ね、それで一回 頑張ろうよ 」








康「えっ、俺 ？

舘さまのが、ええんちゃう...？」









おどおどする 康二を
ベッドに 座らせて 、

膝の上に、Aを乗せた 。









康「舘さまが ええやんなぁ、

ごめんな..？Aちゃん 、」









康二は、そんなこと言ってるけど 、
Aはもう、康二に べったり 。









舘「そんなことないよね 、

康二のこと 大好きだもんな ？」









「(こくこく)」









接し方に 戸惑ってか 、

まだAに控えめな 康二だけど、




毎日、本当に優しく 接してくれて
可愛がってくれてること 、




Aは、ちゃんと わかってるよ。

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