SixDays (ページ3)

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「いいよ、幾らでも付き合ってあげる。」

『やった！ありがとジェシー。ほんと好き！大好き！』

そう言いながら"にひっ"て笑って俺に抱きつく。

･･･俺の気持ちも知らないで。
思わせぶりな事しないでよ。

あぁ、もう無理だわ俺。

今までずっと我慢してきた気持ちが抑えられなくなり、彼を力強く抱き締めた。

そしたら彼もゆっくりと背中に腕を回してくれて、脈打つ心臓の音がうるさいくらいに聞こえた。

『そんなに俺に好きって言われたの嬉しかった？』

「当たり前じゃん。」

本当はもっと大事な事言いたいのに
上手く言葉が出てこない。

きっと俺が彼に気持ちを伝えられるのは
まだまだ先になるんだろう。

俺の気持ちに気付いてない彼の心を
利用するのは悪い事かな？

「キスの練習、もう1回する？
さっきより上手くなるように教えてあげる。」

『･･･お願い、します。』

顔を真っ赤にさせ俯く彼に
また愛しさが溢れた。