１１、くっつき男 �� ページ12
私は急いで大広間へむかった
セブルスはもう食べ終わっただろうか
？｢痛っ｣
曲がり角で誰かとぶつかってしまった
貴｢！ごめんなさい、大丈夫？｣
？｢あ、ああ、大丈夫だよ 君は大丈夫？｣
貴｢ええ｣
ぶつかった男は大量にかかえていたお菓子を床に落としてしまっていた
貴｢手伝うわ｣
？｢ありがとう｣
貴｢あなた名前は？｣
リ｢リーマス・ルーピン｣
貴｢私の名前は…｣
リー｢知ってるよ、A・ダルジアン｣
貴｢よろしく｣
拾い終えて男は顔をあげた
さっきまで暗くてよく見えなかったが、今ははっきり見える
貴｢くっつき男…！｣
リー｢なにそれ？｣
貴｢いつもポッターとブラックにくっつくようにいるからつい｣
ルーピンは笑いだした
リー｢君って面白い人なんだね(ﾆｺｯ｣
貴｢私が嫌じゃないの？あなたあいつらの友達でしょ？｣
リー｢リリーから君のこと聞いてるよ｣
貴｢え？｣
リー｢リリーは君のこと大好きみたいだね、君の自慢をたくさん聞いてるんだ それを聞いたら悪い人に思えなくてさ｣
貴｢そう…｣
リー｢もしかして君もシリウスと同じで純血主義ではないのかい？｣
貴｢…！｣
リー｢？｣
貴｢いいえ、私は正真正銘のダルジアン家よ。残念だけど純血主義なの｣
リー｢え、じゃあリリーのことは…｣
貴｢…夕食、食べ損ねるわよ｣
私は逃げるようにその場を去った
純血主義でないのがばれたら私は終わり
自分に言い聞かせた
大広間の席は生徒でうまっていた
セ｢どこにいたの？｣
貴｢草原にいたらいつの間にか眠ってたの｣
セ｢君ってたまにそういうことするよね｣
テーブルにはたくさんのご馳走
でも食欲がわかない
リリーのことを大好きだって言えなかった
言葉が口からでなかった
友達だなんて言う資格が私にはあるのだろうか
セ｢食べないの？｣
貴｢え？｣
セブルスはもう食べ終わっていた
セ｢なにかあった？｣
貴｢いいえ、なにも。さっきお菓子を食べたから｣
セ｢そっか｣
貴｢もう寮に戻りましょ｣
私たちは寮にもどった
大広間からでるとき、私に気づいたリリーが手をふってきた
ルーピンもあいつらにばれないように手を振ってきた
私は小さく振り返すことしかできなかった
貴｢はぁ…｣
私はベットに倒れ込んだ
ア｢どうかしたの？A｣
貴｢いいえ、ちょっと疲れただけよ｣
ア｢そう…｣
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作者名：めめ | 作成日時：2020年11月1日 13時
