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84話 うらたside ページ46

うらたside

何回やっても慣れねぇな、こればっかりは……。
もう一週間は経っただろうな。
あいつら帰ってこれたのかな。


いつになっても考えるのは仲間の事。
栄養が足りず、ぼーっとする頭を必死に回転する。


「これで最後の訓練だ、うらた」

「は、はい……」


俺を指導している男、こいつは俺が幼少期の頃からこの訓練を取り仕切っている奴だ。


「俺に一撃を加えてみろ」


そう、これが最難関の試練。
なぜなら、食料もまともに与えられずにフラフラな状態で、しかもこいつは元騎士団員大将だ。強い。

けど、乗り越えねぇと……。
これが強くなるためなら、俺は……。


眠さで重いまぶたを無理やり開き、フラフラする足を奮い立たせて立つ。


「いいかうらた。これは遠距離武器のお前が近接戦闘になった時のシュミレーション戦闘だ。その弓矢で、俺を射抜いてみろ」


来い、と言わんばかりに、手を招くようにする。
俺は弓矢を構えて、矢を引く。


刹那、


『うらたさん!!』


上の方から声がした。
俺と俺を指導している男は驚いて上を見る。


俺は目を疑った、言葉を失った。
まさか、ここを出る前に君の姿が見れるなんて思わなかったから。


「A……!」

『助けに来ましたよ、うらたさん!』


Aは嬉しそうに微笑むと、部屋に一つしか無い天窓から飛び降り、部屋に入ってきた。



「誰だお前は?」

『どうも、こんばんわ。うらたさんを酷い目に合わせているのはあなたですか?問題行動を起こして騎士団を辞職させられた、元騎士団大将のレオさん?』

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闇月 神楽(プロフ) - 神谷朱里さん» ありがとうございます! (2019年9月14日 19時) (レス) id: f014fb0182 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - シリーズ最初はパスワードにさせていただきましたが、4は閲覧できると思いますよ。ご迷惑おかけしてすみません (2019年9月14日 19時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
闇月 神楽(プロフ) - シリーズの最初と4をパスワードにしたんですか? (2019年9月14日 18時) (レス) id: f014fb0182 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - sinさん» ありがとうございます!こう言う事に自分の考えを持っているのが大切だと思っているので。お褒めいただき嬉しいです(^_^) (2019年5月13日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
sin(プロフ) - こういう風に物事の良し悪しみたいなのをしっかりと言えるのがすごいと思いました。小説楽しんで読ませてもらってます。これからも頑張って下さい。 (2019年5月13日 1時) (レス) id: 1b526b8ebe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱里 | 作成日時:2019年3月21日 9時

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