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41話【忍び寄る影】 ページ45

??side


「はぁ……」


僕は興奮と欲求を含んだため息を一つついた。



早く、早く会いたいよ。



あの城にいるんだよな。



僕はノルディ城下町を囲っている高い塀の上に登っていた。

高さはそこそこあるし、こんな所に登っていたら不法侵入扱いで、即お縄だけどね。僕なら簡単に逃げられる。自意識過剰じゃない、本当だ。

この国の騎士団も、僕の手にかかれば造作もない。あのお方の命令だから、なるべく手は出さないけど。


「あぁ、早く会いたいよ、姫様」


城下町の中心にそびえ建つ城に向けて手を伸ばす。すぐに君をさらうから、待ってて。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Aside


「ぶーはっはっははは!!!」


同時刻、ここはノルディ城内。とある部屋では城内とは思えないほどの下品な笑い声が響いていた。


『チッ』

「Aちゃん今舌打ちした!?」

『してませんけど』


笑い声の正体は坂田さん。

現在、(一応)貴族であるまふくん、そらるさん、うらたぬきさん、まーしぃさん、坂田さん、センラさん、天月さんに集まってもらい、影武者の件を話した。姫様は面会NGだそうで、執事さんが対応している。

そして、今日早速影武者をしてほしいとの事で、私は姫様のドレスを着させられていた。坂田さんはそれを見て笑っていたのだ。


「いやー、見慣れないから吹き出してもーたわ」

「坂田はほんまデリカシーいうのが無いなぁ。だからモテへんのですよ?」

「うるせぇ!」

『はぁ、とりあえずそう言う事ですから、今日私いないんでうまく誤魔化して下さい。分かったらもう任務戻って、お願い……』


私は慣れないドレスと坂田さんに笑われた事が恥ずかしくて、早く任務に戻るように言った。各々「かわいいよ」とか「似合ってる」とか言ってから部屋を出て行く。

姫様は軽めの服装に着替えて、執事さんと城下町を散策に行くとのこと、羨ましい。もう、恥ずかしい、今日よ早く終われ。

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神谷朱里(プロフ) - いちごさん» "こん"です!長細い棒だと思っていただければ大丈夫ですよ! (2019年6月16日 8時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 天月の武器の漢字どうやって読むんですか? (2019年6月16日 3時) (レス) id: 6c34888bc6 (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - はい!!よろしくお願いします!!(^.^)(-.-)(__) (2019年3月11日 15時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - これからもよろしくお願いしますね! (2019年3月10日 23時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - 初投稿だったんですか!!とてもそのように見えなくて驚きました!!更新が遅いのはしょうがないですよ!色々用事もあると思うので! (2019年3月10日 21時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱里 | 作成日時:2019年3月5日 9時

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