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109話 ページ24

『坂田様、何をしているんですか……』

「Aちゃ……じゃなくて!アリス様!俺ら貴族は王族と仲ええから、今日の晩餐会も護衛じゃなくて関係者として出席しとるんよ!」



今にもセンラに掴みかかりそうなさかたんに話しかけると、彼の口の周りは何か食べていたのか食べカスが付いていた。


そういえば、姫様が前に、貴族は王族に忠誠誓ってるって言ってたっけ。



「敬語を使え敬語をぉ!」

「いてっ、何すんねん!」



小突きあって睨み合っている二人の間に入るように、



「やめーや二人共。国王様の御前やぞー?」



まーしぃが入ってきた。まーしぃは私にひらひらと手を振ると、二人を引きずって見慣れたメンバーの元に帰っていった。


私も特に行く宛も無いので、みんなの所に歩を進めた。



「あ、こんばんわ」

『こんばんわ、そらる様』

「ダンス良かったですよ。はい、これ」



そらるさんが差し出してきたのは、飲み物が入っているグラスだった。中に入っているのは、金色に輝くしゅわしゅわした飲み物。

これってもしかして……。



『シャンパン……、お酒ですか?』

「んーん、シャンパンに見立てたジンジャーエールだよ。お酒苦手なやつがいるから」



ふふっと笑うそらるさんの視線の先には、センラとまだあーだこーだ言っているさかたんと、隅っこで椅子に座りながらたぬきと戯れているうらたさん。

お酒飲めないのね、まぁ私は飲んだ事ないけど。



「ま、俺はシャンパンだけど」



少し酔っているのか、いつもより表情が豊かなそらるさんからジンジャーエールをいただくと、私はそれを飲んだ。

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ラッキー歌い手

うらたぬき


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神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ただいまでーす!続きはお楽しみに(*´∀`) (2019年6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 絢乃さん» わーありがとうございます!ただいまです! (2019年6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 - おおーーΣ(゜Д゜)いっぱい更新されてる!お帰りなさい。お疲れ様で〜す。続きが凄い気になる!頑張って下さい!! (2019年5月31日 23時) (レス) id: feeb429954 (このIDを非表示/違反報告)
絢乃(プロフ) - お帰りなさいです!テストお疲れ様です! (2019年5月31日 23時) (レス) id: 2caae02809 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ありがとうございます!頑張りますよぉぉお!!!(*゚∀゚) (2019年5月14日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱里 | 作成日時:2019年4月21日 20時

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