88話【大切な家族】 ページ1
うらたさんを後ろにかばい、私は身構えた。
「A駄目だ!そいつは腐っても元大将クラスの奴だ!俺はいいから逃げろ!」
久々に見るうらたさんの姿は、かなりやつれていて、本当に何も食べさせられていないんだと感じられた。
『うらたさん』
私はうらたさんの方に振り向くと、にっと笑った。
『大丈夫です、助けさせて下さい!』
安心して欲しくて、笑いかける。
うらたさんは少し目を潤ませると、私の隣に立った。
「A、俺も戦う」
『うらたさん……!』
「……レオ、あんたの事は一応は信頼してた。けど、俺の大切な人にまで手を出そうとするなら、容赦しねぇからな」
レオさんに向けてそう言い放つうらたさん。
レオさんは悔しそうに顔を歪ませると、こちらに襲いかかってきた。
『うらたさん、私が撹乱するので、後ろから有効打をお願いします!』
武器を持っているのはうらたさんだけ、私は体術しか使えないし、そこまで強く無い。
私ができるのは、前で囮になること。
「っ、無理すんなよ」
うらたさんは弓矢を構える。私はレオさんに向かって走り出した。
「死ねぇええ!」
片手剣を振りかぶってくるレオさんの攻撃を、横に少しずれ避ける。レオさんの剣は床をえぐり、床の破片が辺りに飛び散る。
(片手剣なのになんていう破壊力なの!?)
私は拳を握りしめると、レオさんに殴りかかる。レオさんは瞬時に剣を自分の前に持ってくると、剣で私の拳を防ぐ。
『っつー……』
硬い剣に拳が当たったことで、拳がじんじん痛んだ。私は少し距離を取る。
「そんなもんか、娘!」
やっぱ強いな、この人……。
ラッキー歌い手
うらたぬき
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神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ただいまでーす!続きはお楽しみに(*´∀`) (2019年6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 絢乃さん» わーありがとうございます!ただいまです! (2019年6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 - おおーーΣ(゜Д゜)いっぱい更新されてる!お帰りなさい。お疲れ様で〜す。続きが凄い気になる!頑張って下さい!! (2019年5月31日 23時) (レス) id: feeb429954 (このIDを非表示/違反報告)
絢乃(プロフ) - お帰りなさいです!テストお疲れ様です! (2019年5月31日 23時) (レス) id: 2caae02809 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ありがとうございます!頑張りますよぉぉお!!!(*゚∀゚) (2019年5月14日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱里 | 作成日時:2019年4月21日 20時