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43話 夢で見た景色 ページ44

Aside


夢を見た。


私が普通に学校生活を過ごしている夢



『ちょっとアズール、そうやってすぐ取引に持ち込むのはズルいわよ!』


ア「ふふん、なんとでも?すぐに僕の策略に引っかかるAさんが悪いんですよ?」


金欠だと愚痴っていたら、モストロ・ラウンジで働かないかと、代わりに報酬は弾むと乗せられたり



『フロイド!!!また私の飴食べたわよね?!勝手に持ち出さないでって何度いったらわかるのよ!!』


フ「えぇ〜だってあんな堂々と机に置いてあったら、ふつー持ってっちゃうじゃんね〜?」


勝手に私の部屋に入って、その度に飴を持って行かれてしまう。



『わぁ!美味しそう、これ食べていいの?』

ジェ「えぇ、採れたてを調理したので、とても美味しいですよ。是非感想を聞かせてください。」

『ジェイドのキノコ料理、結構イケちゃうのよね!』


キノコ料理を作るたびに私に振舞ってくれる彼と、それを美味しい美味しいと頬張る私



『あ、リドル、その薬とって頂戴。そろそろ入れるタイミングのはず。』

リ「そうだね・・・はい、どうぞ。

よく覚えていたね。凄いじゃないか。」


錬金術の授業で一緒に作業をしたり、褒められたり、失敗したときには怒られたり



『ねぇ、いつまで私は抱き枕にされているの。いい加減離してよ。』

レ「あぁ?なに言ってんだ。まだ寝始めて少ししか経ってねぇじゃねぇか。黙って寝てろ。」


植物園に立ち入ったらすぐに抱き枕にされてしまって、二人で日向ぼっこしちゃってる



『もう!私はあんたたちの玩具じゃないんだからー!』


「あははっだって、君ってばいつも面白いんだから。」

「玩具にしてくださいって言ってるようなもんだろ。」

「何を今更。さぁ、仕事をしますよ?たくさんこき使ってさしあげます。」

「ふふふ、そうやって膨れていると、クラゲじゃなくてまるでタコですね。」

「だってだって、Aちゃんは俺のかわいー玩具なんだもん。」



『もう・・・ふふっ


ほんと、私もあなたたちも馬鹿だわ!』



あははっ・・・―――――




鴉の鳴き声がする


そろそろ、日が暮れて暗くなる頃




『・・・そんな日常が、あるはずないのに。』



夢は夢。


でもそれは、私が望んでいるようなものじゃない。



ただの、もしも噺でしかないんだから。

44話 この世界の彼等→←42話 怒りの矛先



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心音ユイ(プロフ) - れさん» あぐぅ・・・ありがとうございます・・・更新が遅かったりしますがよろしくお願いします!!チュキデス (2020年6月28日 21時) (レス) id: b6551fdc02 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - うっ、、ものすごく好きです、、、これからも楽しみにしてます!頑張ってください、、!スキデス (2020年6月27日 15時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
心音ユイ(プロフ) - はまぐりさん» もぐもぐしてくださりありがとうございます…!!これからも美味しいおかずを提供させていただきますねっっ!!! (2020年6月26日 9時) (レス) id: 7ab19ab3f9 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり - どんな展開になっても美味しく読める…続き待ってます!!! (2020年6月24日 4時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
心音ユイ(プロフ) - スッッキリィィィィ!さん» んぎぃありがとうございますっっっ!!! (2020年6月23日 22時) (レス) id: 7ab19ab3f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心音ユイ | 作成日時:2020年6月13日 11時

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