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ついにその日が来てしまった
「じゃあ、〇〇よろしく」
拓「おう、任せとけ」
寝てる〇〇を拓弥に預けて私は駅前のカフェに向かう
着いて店に入り彼の姿を探していると
稜「A？」
後ろから声が聞こえた
「…うん」
振り向いて返事をした
稜「…座ろうか」
仕切られて周りの見えない席に座る
稜「久しぶり」
「久しぶり」
稜「なんか…大人っぽくなったね」
「大人だからね…稜雅はなんか老けたね」
笑いながらそう言うと
稜「老けたって！お前なぁー
まぁもうアラサーだからな」
笑いながらそう返してくれて
場が少し和んだ
それから彼は真顔になり
私をまっすぐ見て
稜「あの時はすみませんでした」
そう言った
「うん、いいよ」
そう返そうと決めていた台詞を言う
稜「…案外すんなりだね」
「仕方なかったことだもん、憎んでなんかこれっぽっちもないよ、そんなことよりも今日会って謝ろうって思ってくれたことが私は今1番嬉しい」
稜「…ありがとう」
「いや全然、てか今はなにしてるの？やっぱ医師？」
未だに申し訳そうな彼を変えたくて話題を変えた
稜「いや…今は教師」
「…えっ、なんで？」
稜「4年前に父さんが急死して
俺まだ大学生だったから違う人が継いだんだ
だから俺が継ぐ必要無くなっちゃって
せっかくなら自分の人生だし、やりたいことやりたいなーって考えてて」
「それで教師？なんか意外だね、」
稜「良く言われる、そっちはどう？」
「んー？別にって感じ、普通だよ？
拓弥もお母さんも子育てに協力的だったら、他の人と比べたらあんまり大変じゃなかったかも？今も本当に助かってる」
稜「そっか……よかったね」
「うん」
稜「あのさ…聞いてもいい？子供の事」
少し躊躇いながら言われた
「もちろん、女の子で目が稜雅に凄く似てる」
稜「そうなんだ」
「最近�爐匹Δ靴道笋砲魯僖僂�居ないの？�瓩辰栃垢い討�る様になった、
稜「うん…そっか」
「あのさ……会ってほしい」
稜「…え？いいの？」
「…うん」
稜雅に会うまでは会ってほしいなんて思わなかった
なんでだろう
嬉しそうに笑った稜雅を見て
私は…泣きそうになった
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作者名：絆美 | 作成日時：2020年3月18日 1時
