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私の死 ページ1

いじめられた訳でも、友達がいなかった訳でもない。

幸せだ、と思える時がなかった訳でもない。

家族の仲が悪かったわけでもない。



「なんだ、幸せじゃないか。」



そう、言われても私は言い返せない。

事実、私は環境は幸せ者だった。


貧困地域の人たちから見たら、



私はきっと幸せで

変わって欲しくてたまらないような



そんな存在。




そんなことは、そんなことは分かっている。

痛いくらい、分かっていたんだ。





でも、生きているのが辛くなった。



私が生きてたって、

この世界にはなんの利益もない。


動物の命を貪って、

環境を悪くし、

友達を傷つける。


生きている、意味がわからなかった。



死んだ方が、みんな幸せなんだ

そう思い始めた。


友達はみんな口を揃えて言う。


「そんなことないよ」


って。



友達は、みんないい子だった。

私なんかが、この子達の近くにいてはいけないと思った。


早く、死ななければ、と思った。






何度も、死のうと思った。








でも、出来なかった。

怖かった。



怖かった‥‥。




でも、ある時

はじめて友達と喧嘩をした。





「嫌い」





そう、言われた時。

生きる意味を、失った。






周りから見れば



「仲直りすればいいじゃん」


「そんなんで死ぬなよ」




そう、言われるかもしれない。


でも、ダメだった。





このまま私が友達でいたら、

また、友達を傷つけてしまう。






そう思ったら、本当に

死んだ方がいい気がしてきた。




謝罪の文をLINEに送って




私は、死んだ。







私はきっと、地獄に行くだろう。







ひたすら、ひたすら、ごめんなさいと唱えながら



首を吊った。

光→



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作者名:link | 作成日時:2017年3月31日 18時

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