天邪鬼とある日の放課後

後書き ページ4

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初めましての方は初めまして、作者のあいすと申します。

今回はクロシェット(アムール)様主催の企画、貴方も短編書きませんか？様に参加させて頂きました。クロシェット(アムール)様、ありがとうございます！


本作品は、卒業間際の男女二人の、ちょっとした放課後の雑談にライトを当てています。
素直になる事の出来ない少女・佐山(さやま)は、クラスメイトの倉谷(くらたに)に密かに想いを寄せているものの、どうしても想いを伝える事が出来ない――といった内容でした。

ぶっちゃけてしまうと、ツンデレが大好物な私の性癖です。


彼女等の名前には、ちょっとした由来があります。
『桜』をテーマとしたこの企画に因み、それぞれの一文字目を繋げると佐倉……さくらになるのです。残りの『山』と『谷』は、何もかもが真逆な二人の関係性を表しています。

又、作中に出てきた二つの校名ですが、当然実在する高校ではありません。作者の捏造です。
桜凪(おうなぎ)高校はそのまま桜という漢字が使われており、咲羅(わらあみ)高校は読みを変えるとさくらとなります。『凪』は何となくです。


さて、作中では少し分かり難かった、佐山の最後の発言「落ちてたら笑ってやるから、ちゃんと連絡しろよな」翻訳すると、高校に行ってからも連絡を取ろう、と言う事です。
別れてしまう事が寂しい、と零した倉谷に対しての、天邪鬼なメッセージでした。
佐山が惚れ直した倉谷の笑顔は、彼女の意図を汲み取った故のものです。

今後も変わらぬ関係を築こうと話した彼女等。
それは二人が共に過ごす時間の延長と同義です。

天邪鬼が素直になれる日は、来るのでしょうか――？

終わり ログインすれば
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