初恋は会社の上司【S・S】 (ページ32)

今日:13 hit、昨日:0 hit、合計:61,775 hit

優しい人ページ32

Aside

私がいない間に、お会計を済ませて下さったり、タクシーで送るよって言ってくれたり、
本当に優しい人！

こんなことされたら、どんな女の子もメロメロになるよね！

でもそんな二宮さんが何故、私を食事に誘ったんだろう？

もっと素敵な女性が二宮さんの近くにたくさんいるはずなのに…

ボーっとしてると…

和也「どうかした？
さっきから、ずっとボーっとしてるけど？」

「いえ、なんでもないです…」

和也「そう？なら良かった！
今日は、付き合ってくれてありがとう！」

「こちらこそありがとうございました！」

和也「なんかAちゃんといると楽しいわ！」

「本当ですか？
二宮さんは本当に優しいですよね？」

和也「それは、Aちゃんだから！」

「どうして？」

和也「もう少し経ったら分かるよ！」

二宮さんは、そう言いながら私の頭をポンポンする。

なかなかされないことに戸惑いを隠せない…

「えっ…」

和也「そんなに顔赤くされると、こっちまで恥ずかしくなるから(笑)」

「すみません…」

顔そんなに赤いかなと思って顔を触ると、思った以上に熱かった。

この後、すぐに着いて…

「本当に何から何まで…ありがとうございました！」

和也「気にしないで！
また、行こうね！」

「はい！」

少し顔が熱いまま私は家に帰ったのだった。