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はちばんめ ページ9

ジョルノside

リリィ「ふふふ……あはははははっ…!!!!!」

突然笑い出すリリィ。

リリィ「私はどうやって殺すつもりなのかなぁ!?」

ジョルノ「ッ…!!」

リリィ「私はなんのために生かされてるの!?

どうしてこんなに辛いの!?

苦しめて苦しめて苦しめて…!!!そうして殺すんでしょう!?!?

そんな辛い死に方するくらいならここで…!!!」

リリィはどこから出したのか、包丁を胸に当てる。

リリィ「恐怖も、絶望も、怒りも、悲しみも、後悔も

全部全部理解(わか)ったよ。

だから今逝くね。みんなの所に。」

目を閉じ、涙を零すリリィ。

ジョルノ「ゴールドエクスペリエンスッ!!!」

ゴールドエクスペリエンスで包丁を弾く。

リリィ「止めてくれると思ったよ。」

ジョルノ「リリィ…!?」

ミスタ「どうしたんだよ!?」

フーゴ「死のうなんて考えないでください!!」

リリィ「無理だよ……もう……」

リリィは両手を前に出す。

リリィ「水色(アズーロ)

静かな声でそう言うと、右手にガソリン、左手にライターが。

これがリリィのスタンド…?

リリィ「ジョルノ。ミスタ。フーゴ。

ありがとう……ごめんね。」

そう言うとリリィはガソリンを撒き、ライターの火をつけてガソリンを撒いた所へ投げた。

するとガソリンは大きな炎を上げて燃える。

リリィ「希望(フィオーレ)

また静かな声で言う。

すると辺りに金色の花が降る。

フーゴ「これは…?」

ミスタ「花…か…?」

ジョルノ「リリィ…!」

叫ぶがその声は届かない。

消防隊が駆け付け、消化を終える頃にはリリィは息絶えていた。

彼女を抱き抱え、泣き叫ぶ僕。

救えなかった。最後に残った君だけは、救いたかったのに。

このアジトは炎を境に、半焼したそうだ。

彼女は彼女の守りたい者達を守りきったのだ。

翌日、パッショーネでは暗殺チームのメンバーの葬儀が行われた。

彼女はきっと、天国で大好きな仲間達と再会を果たしたのだろう。

きゅうばんめ→←ななばんめ



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翡翠 碧@黄金だから(プロフ) - 蜘蛛の糸さん» 名前違いますが作者です!ありがとうございます!やっとの思いで完結させた小説なので、そう言っていただけると嬉しく思います! (2019年11月12日 23時) (レス) id: dd3226bee5 (このIDを非表示/違反報告)
蜘蛛の糸 - ものすごく感動しました! ありがとうございます。 (2019年11月12日 20時) (レス) id: aba16fa58a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 碧@黄金だから(プロフ) - ルバルリーフさん» ありがとうございます!!実のところ、この作品がはじめて完結できた作品なんですよね。やっとの思いでゴールまでたどりつけて、達成感がありますね!*長文失礼しました。 (2019年10月23日 21時) (レス) id: dd3226bee5 (このIDを非表示/違反報告)
ルバルリーフ(プロフ) - ちょっと不思議な感じででもすごく感動しました。・゚・(ノД`)・゚・。すごくいい作品をありがとうございました! (2019年10月23日 16時) (レス) id: dca7bd7b81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:歌詞無 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2019年10月5日 22時

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