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第77話 ページ39

貴「は?」

目を見開いた。そんな珍しいことがあるのか。

黄瀬「あと、オレたちすぐに逃げちゃって、Aっちのこと、放ったらかしにして、本当に、ごめんなさい!」

貴「…」

こいつらは。

本当に…。

赤司「!」

貴「馬鹿なヤツらめ」

純粋さに呆れる。自然と口が緩む事にアタシはまだ気づいていなかった。

貴「気にするな。あの状況で、貴様らに何が出来る。残られても逆に迷惑だ。こうやって見舞いに来てくれただけでも、充分さ」

セバス「…」

襖越しに聞いていたセバスチャンの手には人数分の麦茶が入ったお盆。

氷がカラン…と揺れ、水滴がコップをなぞるように流れる。

セバス「…」

『貴様は誰よりも人間らしい』

『人間らしい』

『人間…』

主の声が心の中で反響する。

セバスチャンの口元が歪んだ。

セバス「人間、らしい…ですか」

そしてくるりと踵を返し、台所へと引き返す。

ケーキを持ってきていたフィニアンが、戻ってくるセバスチャンに、持っていかないんですか?と首を傾げた。

セバス「えぇ。まだ、あの空間を壊すにはいきませんから」

フィニ「?」

誰よりも人間らしくあろうとする。

主の笑顔を保つために。

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眠い少女(プロフ) - わぁぁ!頑張ってください!もし…よろしければ…友達申請してくれませんか? (2018年7月5日 8時) (レス) id: 5372210ae9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 眠い少女さん» お返事遅くなり申し訳ありません。遅くなっていますが、頑張ります。ありがとうございます! (2018年7月1日 22時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
眠い少女 - 続編おめでとうございます!更新頑張って下さい!! (2018年6月28日 7時) (レス) id: 5372210ae9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年6月27日 20時

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