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第71話 ページ33

貴「やはり…あの方法を使うしかないか」

赤司「あの方法?」

アタシは赤司の腕から抜け出し、血で染みた掌を軽く握った。

貴「赤司」

赤司「なんだい?」

貴「みんなを連れて玄関へいけ」

赤司「Aは?」

貴「アタシはやる事がある」

赤司「なら俺も…!」

貴「ダメだ。こちら側に来るな」

赤司「!」

笑い声が聞こえる。

不気味に笑う声に耳を澄ませながら心の奥に問いかけた。

貴(いるのか)

シエル(やあ。こうやって話すのは初めてだね)

貴(そうだな。迷惑をかけた)

シエル(いや。でもまさか、こんな簡単にひっくり返されるなんて思ってもみなかったよ……ただの人間に、ここまで出来るとは、思えなかったんだけど?)

貴(ならばアタシは人間ではないのかもしれないな)

シエル(そうだね。でも、それもいい)

その方がオモシロイ。

貴「セバスチャン」

セバス「はい?」

貴「コイツらを連れて玄関先へ向かえ。そして逃がせ」

セバス「!?、お嬢様を置いてはいけません!」

貴「誰が貴様も逃げていいと言った?」

眼帯を外し、頭を揺らす。髪が乱れ、長い前髪がアタシの顔を隠した。

ただならぬ空気が漂う。

貴「貴様はアタシに仕える執事。駒。付き従う犬。役目を終えたら迎えに来い」

セバス「!」

悪魔は楽しそうに(わら)う。

セバス「Yes,my lord」

契約印と共に赤い瞳が輝いてアタシの背後からは業火が羽を広げた。

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眠い少女(プロフ) - わぁぁ!頑張ってください!もし…よろしければ…友達申請してくれませんか? (2018年7月5日 8時) (レス) id: 5372210ae9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 眠い少女さん» お返事遅くなり申し訳ありません。遅くなっていますが、頑張ります。ありがとうございます! (2018年7月1日 22時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
眠い少女 - 続編おめでとうございます!更新頑張って下さい!! (2018年6月28日 7時) (レス) id: 5372210ae9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年6月27日 20時

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