第51話 ページ12
赤司「え」
フィニアンはニッコリと赤司に笑顔を返す。アタシは台所の机の上に置いていた籠の中に入っている林檎をフィニアンに投げる。
フィニ「わっ」
キャッチ。
貴「本気で握ってみせろ」
フィニ「いいんですか?」
貴「構わん」
フィニ「では…えい!」
跡形もなく消えた。
微かな破片と、汁が、飛び散って、畳にシミを作る。
赤司「…」
貴「これで分かっただろう」
赤「君たちは、本当にすごいんだね」
貴「…人間ではないからな」
赤「ねえ、A」
貴「なんだ」
赤「俺は、例えどんなものを見せられようと、揺るがないよ」
貴「笑わせてくれる。貴様は、自分のことを分かっていない」
過去の記憶に浸り、今の自分を受け入れるのが怖いのさ。
心地よかったもう1人の復活を、どこかでまだ、望んでいるだけなのさ。
フィニ「!?、お嬢様!!!!」
貴「!」
窓ガラスが割れる。
ああ。この間、直したばかりなのに。
貴「赤司!こっちにこい!」
フィニアンが前に出、アタシは赤司の手首を掴んで引き寄せる。
そのに立っていたもの。
「ど〜もぉ★」
赤い死神。
貴「貴様は…グレル・サトクリフ!!」
グレル「ウフン…♡覚えててくれたの?光栄Death★」
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眠い少女(プロフ) - わぁぁ!頑張ってください!もし…よろしければ…友達申請してくれませんか? (2018年7月5日 8時) (レス) id: 5372210ae9 (このIDを非表示/違反報告)
顥(プロフ) - 眠い少女さん» お返事遅くなり申し訳ありません。遅くなっていますが、頑張ります。ありがとうございます! (2018年7月1日 22時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
眠い少女 - 続編おめでとうございます!更新頑張って下さい!! (2018年6月28日 7時) (レス) id: 5372210ae9 (このIDを非表示/違反報告)
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