第7話 ページ9
朔間「おお、そうじゃ。嬢ちゃん、トリックオアトリートじゃよ?」
貴「え?あ、はい」
ポケットから人数分の飴玉を取り出し分配。受け取った中で、羽風薫だけが大きなため息をついた。
貴「なんですか?要らないなら返してほしいっす」
羽風「普通ここはお菓子忘れて悪戯する…って流れでしょ?」
貴「そういう考えだと思ってたんで、今日は何回ポケットを叩いても飴玉が出てくるように仕掛けてきました」
羽風「ちぇ。Aちゃん、いつも用意周到だもんね〜?」
残念そうにしなだれた彼の姿を見ると、少し可哀想なことをしたか…と考えてしまう。
でも、修学旅行の時や、保健室の時のように……あんな事されたらと考えると、思考回路が
貴「では、撮影に入らせてもらいまーす」
乙狩は拳銃…もちろんレプリカ…を構え、威圧的な表情を浮かべる。大神は犬達に囲まれながら、ガオーっと言うようにポーズを取り、カメラに視線を向けた。
これ、ファンにはサービスじゃないか?
朔間先輩はご自慢の牙をチラつかせながら、長い指で唇をなぞる。少し見せた舌がまた、艶を増す。
羽風薫は眼鏡をかけ、片目を閉じ、片手にはハロウィンケーキの乗った盆を。薄く笑んだ口元と、キリッとした表情が、優しくて紳士的な雰囲気を
貴「ありがとうございます」
つかこれ…ファングッズとして売ったら儲かるんじゃないか…?
撮影した写真を見ながら我ながら上出来だと自画自賛。
羽風「あ、そうだAちゃん!」
貴「はい?」
突然、身体が軽くなった。
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カグサ(プロフ) - 羽風先輩の執事服とか私得すぎてもうほんとに無理です(語彙力)連コメ失礼いたしました! (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
顥(プロフ) - カグサさん» ありがとうございます。頑張ります! (2017年12月27日 20時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 1話から一気に読まさせていただきました!とても素敵な作品だなって思いました。更新頑張ってください。応援してます。 (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
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