第6話 ページ8
身体が密着してしまい、早くなる心臓の音を隠したくて、彼の腕の中で思い切り暴れた。
羽風「だーめ。暴れないの」
腰に手を回され…ぎゅう、っと抱きしめられる。
すぐそこに彼の声があって、吐息が吹きかかって擽ったい。変な声が出てしまいそうだ。
羽風「ずっーと会えなくて、Aちゃん不足だったから。充電中…♪」
貴「会えなくてって…今朝会ったじゃないっすか。離してください」
羽風「もう。Aちゃんは恥ずかしがり屋だなぁ?」
コイツ…。
私はスッと、腕を振りかぶり、思い切り引く。相手の腹(特に
羽風「ぐっ…!?」
羽風「Aちゃん、意外と力、強いんだね…」
貴「本能っすから」
「お前さんたちはいつも仲がいいのう♪」
宵闇から現れたのは、吸血鬼の格好をした朔間先輩だ。その後からは、警官のコスプレをした乙狩と、狼男の姿をした大神がいる。
朔間「嬢ちゃんはメイド姿なんじゃな。似合っておるぞ」
大神「へぇ。お前、まぁまぁ綺麗な顔してんじゃねえか」
乙狩「うむ。普段からそういう風にしていた方がいいと思う」
口々に褒められ、どういう反応をしていいかわからない。
オドオドする私を見て朔間先輩がふっ、と笑った。
朔間「そう困らんで良い。ここは素直に、ありがとうと言っておけばいいんじゃ」
貴「…あ、ありがとうございます」
照れ臭くて、頬を少し赤らめた私は、視線をずらし、ぶっきらぼうにお礼を告げた。
UNDEADの皆は、微笑ましそうに全員穏やかな顔をしていた。
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カグサ(プロフ) - 羽風先輩の執事服とか私得すぎてもうほんとに無理です(語彙力)連コメ失礼いたしました! (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
顥(プロフ) - カグサさん» ありがとうございます。頑張ります! (2017年12月27日 20時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 1話から一気に読まさせていただきました!とても素敵な作品だなって思いました。更新頑張ってください。応援してます。 (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
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