あんスタ【もう1人の転校生】9 (ページ27)

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第104話ページ27

注目度の高い四つのユニットは、見事二対二に別れた。オマケに、端と端。準決勝で見合うことになるだろう。

ぶつかるのは、fineとLEON。そして、ヴァイスとLie。

自分でも、これは名勝負になるだろうとふむ。特に、Lieは個々の潜在能力が本当に高い。ヴァイスは体力的には劣っても歌唱力、表現力、技術面では劣らないだろう。

この二つを50%で組み合わせているのがLEONだ。申し訳ないが、fineが優勝するのは厳しいだろう。とは言っても総合優勝は、だけどね。

瀬名｢総合優勝？｣

貴｢ドリフェスで一番票が多かったユニットが表彰されるの。他にも枠があって、外部のみの優勝と、ハナサク学園内の表彰と、審査員特別賞がある｣

総合優勝と審査員特別賞を飾ればこれはとても大きい。これを取るだけでも、仕事の量や学校での扱い方、レッスンの授業が楽しくなるなどの利点もある。

凛月｢で、Aはこのドリフェスを1年の時に全部優勝したんだ…｣

貴｢てか、二年生まではあたしたちが王者を独占してたよ。嫌なことが多かったけど、手を抜くのだけは絶対に無理。プロなら、どんな時でもやり遂げたいもの｣

まぁそれが結果、みんなのやる気を削いじゃった理由だけど。

ライブは進み、準決勝まではあっという間だった。

参加する人数が多い分、時間も無い。休む間もほとんどないため、天祥院にとっては厳しいところだろう。

準決勝第1。

LEON 対 fine