素直に ページ17
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北斗side
中々眠りに付けず、少し体でも動かそうかと同室の蓮巳先輩と紫之くんを起こさないよう静かに部屋を出た。
付近をひとっ走りして、いい感じに汗をかいたので水を飲もうと共有キッチンに向かう。
廊下を歩いていると、誰かが蹲っているようだった。
北「……花園?」
「っ、ひーくん、」
声に反応して上げた顔は、お世辞にも笑顔とは言えないくらい歪んでいた。
更に暗闇の中でもわかるほど顔色が悪い。
体調が悪いのか?
北「どうした花園。顔色が悪いが……」
「あ〜…大丈夫!少し貧血なだけだよ〜」
北「大丈夫そうには見えないが……こんなところに座り込んでどこに行くんだ?」
「……共有キッチンにホットミルク飲みに行こうと思って、」
北「俺も丁度共有キッチンに水を飲みに行くところだったんだ。連れて行ってやろう。」
話しているうちになんとなく察した俺は花園をお姫様抱っこして歩き出した。
基準などわからないが、コイツはさすがに軽すぎないか……?
「…ごめんね、ひーくんに迷惑かけちゃった」
北「迷惑な訳ないだろう。花園はもっと素直に人を頼れ。」
今日キッチンに着き、花園をソファに下ろす。
自分が水を飲む間にミルクを温め、持っていってやる。
北「ほら花園。ホットミルクだ。」
「えっ、!?ご、ごめんね?ありがとう」
それから暫く他愛のない話をしていると、どうやら飲み終えたようだった。
「だいぶ落ち着いたよ〜…ほんとにありがとう、ひーくん♪」
北「礼には及ばん。さ、部屋まで送って行ってやろう。」
も、もう歩けるよ〜〜〜!と最初は遠慮してたがいざ持ち上げてしまえばきゅっと腕を回してきた。
まったく、甘えん坊だな…♪
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北斗くんへ
女の子の日にお姫様抱っこは中々死活問題です
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まお(プロフ) - Aliceさん» ありがとうございます〜!励みになります(;_;) (2022年3月24日 23時) (レス) id: 0b8642f972 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…応援してます!更新頑張ってください!! (2022年3月24日 18時) (レス) @page10 id: a7ee2e648e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:P | 作成日時:2022年3月19日 22時