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走っているとようやく見つけた

見覚えのあるあの後ろ姿




「赤葦先輩!」



そう呼びかけると

微笑みながら振り返ってくれる




赤葦京治『そんなに走って……どうしたの?』


「ちょっと……いてもたってもいられなくて」



走ったため息が荒い

落ち着かせようとすーっと息を吸い込む


息が落ち着いたところで本題に入る




「赤葦先輩、真剣な……お話があります」


そう言うと微笑みから真剣な表情へ変え


赤葦京治『…なに?』


と、私の方を見据える先輩




「私、この高校に転校してきて、赤葦先輩に出会えて本当に良かったです。だからその………」




告白するとは決めたもののどういう風に伝えるかなんて考えてなかった


なんて言ったらいいんだろう


……ここは普通に好きです、でいいのかな?

いいや、もっと何か趣きのある言葉のほうがいいのかな?


赤葦先輩を目の前に私はフリーズ寸前だ




「えぇっと…………」


赤葦京治『…当たってるかはわからないけどその言葉の続き俺が言っていい?』


「…?」


赤葦京治『俺、Aちゃんのこと好きだよ。他のやつには渡したくない』



え………?


赤葦先輩も私のことを………?




赤葦京治『だから……俺と付き合ってくれませんか?』


「………はい」



驚きと感激で声が震える



「私も…赤葦先輩のことが好きです」



なんとか声を絞り出してそう伝えると


突然抱きしめられた




赤葦京治『続き言わせてとか言って間違ってたらどうしようとか思ったけど……嬉しい』


そういうと抱きしめる腕の力がまた一層強くなる




赤葦京治『正直……Aちゃんの周りみんなカッコいいやつばっかだし自信なかったんだ』


「先輩…」



赤葦先輩も十分カッコイイですよ…


そう言おうとしたら赤葦先輩は

右手を伸ばし私の頬にそっと添える



赤葦京治『目、閉じて?』


「……ん」



唇に暖かい感触

優しく触れるだけのようなキスから徐々に深くなっていく



赤葦京治 『でももう離さない、Aちゃんは俺だけのAちゃんだ』


そう言うと頬を赤らめ恥ずかしそうに笑顔を見せた



-赤葦end

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そら(プロフ) - 氷時止花(ヒトキ シカ)さん» 皆様のおかげです(*^^*)ここまで読んでくださってありがとうございます!!(*´ω`*) (2015年5月16日 18時) (レス) id: af69bf79bc (このIDを非表示/違反報告)
氷時止花(ヒトキ シカ) - 完結おめでとうございます。 (2015年5月16日 18時) (携帯から) (レス) id: fd9ef57a73 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 琥兎さん» ありがとうございます!山田くんは想定外でした…(笑)次回もよければ楽しんでください(*´ω`*) (2015年5月15日 7時) (レス) id: af69bf79bc (このIDを非表示/違反報告)
琥兎(プロフ) - 完結(?)おめでとうございます!!山田くん強すぎですねww 次回作も楽しみです〜・:*+.\(( °ω° ))/.:+ (2015年5月14日 22時) (レス) id: dcd2f5ff41 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 締め切ります!!たくさんたくさんありがとうございます(´;ω;`) (2015年5月11日 14時) (レス) id: af69bf79bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そら | 作成日時:2015年4月22日 21時

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