まぁまぁ、原作崩壊も程々に Ⅲ (ページ33)

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生かされた命、生きることページ33

ｶﾞｷﾝｯｯ

「あ……ｯ」

鈍い音が響いた瞬間、ばたりと倒れ込む音が聞こえた

「サンジ……何があったかとか具体的な話は実際どうだっていい、

けどな何があったとしても、お前の今の行動が正しいとは思わない！！！」

「なっ！！！」

「パールさん！！」

さきの攻撃で倒れたのはパール男の方だった
サンジに攻撃を出すまでのほんのわずかな時間でパール男に近寄り攻撃を防いだと同時に峰打ちで技を出し気絶させた

本の数秒のうちの出来事だったたため一人以外は全く何が起きたのか分からなかった
攻撃に出たパール男が一瞬で倒れたとしか見えていないだろう

「Aｯ！！！手を出さないでとあれほど！！ジジイを死なせる訳には行かねェんだ！！
たかがガキ1匹生かすためにでけェ代償払いやがったクソジジイに、俺だって死ぬくらいのことしねェと恩返しできねェんだよ！！！」

私がパール男を倒したことでギンが引き金を引いてしまうかもしれないと思ったのかとても焦りながら話した

焦ったり怒ったりした時に出てしまった言葉は本音の中でも特に自分よ思ったことを口にできてしまう

けどこれは……それだけは……

「馬鹿！！死ぬことは恩返しなんかじゃない！！！！
そんなつもりで助けてくれたんじゃないｯ！！」

私を助けるために利き手の左手をなくしてたシャンクス、

心を燃やせと最後までみんなを守り抜いて未来を照らしてくれた熱く心優しいあの人

「生かしてくれた恩返しは、、何がなんでも生にしがみついてがむしゃらに生きていくことだ。
お前が死ぬ事は……生かしてくれたというその行為が……無駄になるということだ

それだけはやめてくれ。」

お願いだから、もうそれ以上自分なんてどうなったっていいなんて考えはやめてくれ

「A……ごめん、ごめんね…」

きっと"その考え方を変えることは出来ない"事への謝罪だ

こんな短時間で幼少期から積み重ねてきた自虐心を拭うことはできるわけがなかった

もしかしたら一生直らないかもしれない。

なんて生き方が下手くそなんだ

ｶﾀﾝｯ

床に落ちる音がした

同時に迫ってくる殺気はサンジを狙っていた

ｶﾞｷﾝｯ

「ｯｯｯギンお前！！！」

すんでのところで攻撃を阻止することが出来たが、先程までのギンとは思えない程の殺気に少し身震いした

「ドン・クリーク……この、我々の命の恩人だけは

俺の手で葬らせてください」

気配と目を見れば、ギンが下っ端では無いことくらいすぐわかる事だった

ギン＿＿海賊艦隊戦闘”総隊長”