私の番犬達__

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『誰甲羅投げたの！絶対汐恩でしょ！』






汐「うぃーおさきー」





景「豆ずっと一位なんだけど 笑」







これで8レース目ぐらい。


なんとか最下位を回避しようとするも
ずっと汐恩がアイテム投げつけてくるし、他のみんなは順位争いで盛り上がってる。





なんだかんだいろんなゲームしてたら3時前になろうとしていた





机の上に散らばったトランプやお菓子、飲み物



あぁ、ほんと花金最高。









拓「瑠姫くんめっちゃ邪魔してくるんやけど 笑」








瑠「拓実俺の後ろずっとついてくるのやめて 笑」




おおいいねぇ二位三位争いができて
こちとら最下位からぬけだせねぇよ。









『あぁぁ！！もう無理！』







結局最下位は私だ。



汐恩のせいで。汐恩が邪魔してこなかったら最下位は逃れれたのは間違いない


斜め右に睨みを効かす。




ソファであぐらをかきながら鼻の下を伸ばしながら私をみる

にたあって悪い顔しておもしろがってる







『汐恩きらい』





汐「なんでやねん 笑」








つかれたあ〜って転がると、皆もコントローラーを置いて背伸びやあくびをしはじめた






『一位だれなの？』





って聞くと隣からはい！と大きな声とともに挙手された手






『末っ子豆ちゃんじゃん！』





お兄ちゃん達を抑えて一位すごいな、
まあたしかに顔がちだったし全然喋ってなかったな 笑






そう思うのと同時に、急激に睡魔が襲ってきた






皆があれは反則だとか爆笑して盛り上がってる声が聞こえるが、同時にぼーっの意識が薄くなっていく









豆「A....？」





寝転んで動かなくなった私を見て、豆ちゃんは私に小さく声をかける






『....ねむたい』





そう言って目を閉じようとした時




豆ちゃんはふって優しく笑って、私の頭をゆっくりと撫でてくれた







その手の暖かさと感触に覚えがあった。





そっか、あの日、部屋で私の頭を撫でてくれたのは









豆ちゃんだったんだ_____。







豆ちゃんの手、落ち着くなあ。

おっきくて暖かくて、優しい。






そんなことを思いながら、皆がまだわいわいしてる中私は寝てしまった。

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