#BBQ【黄】 ページ12
「わぁ、るぅとくんかっこいいですね〜!美味しそうに焼けてる〜!」
高くした猫なで声で私の彼氏に話しかける職場の先輩。
今日は、私と、るぅとくんと、その先輩と、その他5人くらいでバーベキューをしている。
先輩は、いわゆる恋愛体質の女子だ。
カフェで働いていても、イケメンがいれば自分が接客したがるし、上司には甘えるし。みんな困っている。
このバーベキューに行く前に、ある友達から忠告を受けた。
「あの先輩、人の彼氏を奪うから気をつけた方がいいよ、」
と。
まぁ、平気でしょと思っていたのにるぅとくんは先輩の餌食になった。
「るぅとさん、私の肉も焼いてください〜」
「るぅとさん、隣いいですか?」
「わぁ、かっこいい!すごい!」
バーベキューだと言うのに、髪も巻いて、ハイヒールはいて、バッチバチに決めている。
先輩に面と向かって言うのも気が引けるので黙っていた。
しかし、それで先輩が調子に乗り出した。
「きゃぁっるぅとさん、虫怖い〜」
そう言って、るぅとくんに触ろうとしたくらいだ。
私は悲しくて、その場にいたくなくて、思わず俯いた。先輩は可愛いし、女子力も高い、理想的な女性だ。
るぅとくんも先輩に奪われたらどうしよう。
怖くて、その場に蹲って耳を塞ぎたくなる。
でも、るぅとくんはやっぱり私の彼氏だった。
「あの。誰だか知らないですけど、僕彼女以外の女の人に触られるの苦手なんです。やめてもらっていいですか。」
丁寧に、でもはっきりと先輩を拒否したるぅとくん。
誰か分からない、やめて欲しいとはっきり言われた先輩は顔を真っ赤にさせた。
周りの人も心做しか明るい顔をしている。
私は思わずるぅとくんに向かって駆け出した
抱きつくと、るぅとくんは驚きながらも嬉しそうな顔をして、
「僕が好きなのは瑠香だけだよ!」
といった。
「私もるぅとくんのこと大好きだよ!」
そう言って抱き合うと、周りから自然と拍手が沸き起こった。
いつの間にか先輩はいなくなっていて、それからは私たちはバーベキューを楽しんだ。
──────────
関係ないんですけど、私もうすぐ誕生日なんですよ。
お祝いして欲しい((
39人がお気に入り
「すとぷり」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
亜紀(プロフ) - きゅん… (5月15日 21時) (レス) id: 5c183bf116 (このIDを非表示/違反報告)
さめち@りっちゃんらぶ(プロフ) - りちゅき@さめちゃんらぶさん» しっかり見てるぞ…ついさっきうるっときてたところだった… (5月11日 19時) (レス) id: 03781501d5 (このIDを非表示/違反報告)
さめち@りっちゃんらぶ(プロフ) - まって、めっちゃ心に染みる…これだからさすがびっぐらぶは…(?) (5月11日 19時) (レス) @page40 id: 03781501d5 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - ごめんなさい!りっちゃんも忙しいよね。断って下さい🙇 (5月10日 22時) (レス) id: 5c183bf116 (このIDを非表示/違反報告)
りちゃ - はんのーいいねー!!心ぎゅんぎゅんだよ!!! (5月10日 17時) (レス) id: 2672702b1b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1 作成日時:2023年4月2日 14時