Wanna Be

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目を開けると真っ白な天井

規則的に流れるピッピッピって音

ここ何処だろう




stf「Aさん！！わかりますか！？」

あれ、なんでスタッフさんそんなに焦った顔してるの

『ここ何処ですか？』

stf「病院ですよ！」

え、なんで？？

stf「一昨日の夜中に意識失って倒れてたんですよ！」

え、一昨日、、

ってことは2日も眠ってたってこと？

『宿舎に戻らないと、、』

体を動かそうとするけど鉛みたいに重くて

うまく動かない

stf「い、いまは安静にしてください！」

『でも、練習が、、！』

どんどんみんなに遅れていく

そんなのやだ





stf「Aさんが眠っている間に次の課題が
　
　 発表されました、それはコンセプト評価といって
　
　 有名な作曲家や作詞家にこのプログラムの為に
　
　 新曲をつくって頂き、その曲を披露する課題です。
　
　 ただし、自分で曲選択はできません
　
　 国民プロデューサーの投票により曲が選ばれ、
　
　 本番に参加できるのは本番までにある順位発表式で
　
　 上位35名に選ばれた練習生だけです」


もう次の課題が発表されてるって事は

練習も始まっているって事で確実に置いてかれてる



焦りと不安しかない

『あの、私はいつ練習に戻れるんですか？、、』

stf「正直なところ、Aさんの回復次第です
　
　 早く回復できれば戻ることができます
　
　 しかし、免疫力が弱くなっているので

　 退院しても、また戻ることになるかもしれません」

てことは、、

私が元気になれば戻れるってことか！


『ああそれなら、4日以内で治ります』

にやって笑うと

スタッフさんは目を大きくあけて驚いていた



stf「よ、よかった！！制作陣としては助かるよ！
　
　 でも、無理はしないで！お願いだから！」


stf「じゃ、これ音源ね、上に報告してくるよ
　 くれぐれも安静に！」

そう言ってスタッフさんは帰っていった





渡された音源を聞くと

軽やかなメロディが流れる


〜

この世界をすべて失ってしまうとしても

運命よりも運命みたいな君を

僕が守るよ

君を守るのは僕だ

〜

POPですごく可愛い曲



こんな風に想ってくれる男の子が居たら

女の子みんな好きになっちゃうよ(笑)




ん、でも待てよ、

こんなにも可愛い曲を私がするの？！？！

国プ様！どういうことですか〜！！！

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