・・・�� ページ44
「僕だって一応、男なんだぜ？君は少し、危機感ってものを覚えた方がいい」
両脇に手をついて少しずつ顔を近づけると、Aは驚いたように目を見開いた。
「い、いやあああーっ!!」
「……‼」
怯えながらギュっと目をつぶり、身体を横にして丸く縮こまると、全身で僕を拒絶した。
そ、そんなに嫌なのかよ……‼
ボカッ！__
急に後頭部に激しい痛みを感じて、意識が遠のいた。
「ぅ……」
「あ、気が付いた？」
上から僕の顔を覗き込んでいる子供と目が合い、ぼんやりする頭でゆっくり起き上がると、後頭部がズキズキと痛んだ。
「大丈夫かァ？ジィちゃん、思いっきり殴ってたからなァ〜」
殴られたのか……気絶しちまうくらいだから、本気でやられたんだな。
「ここは__どこだ？」
「俺のジィちゃん家」
「ジィちゃん家って__おい、そもそもなんで僕は、君のジイさんに殴られたんだよ？いや、そんなことよりもAはどこだ⁉」
「風呂。アンタ、あのねーちゃん襲ってただろォ、だからだよ〜。警察に連れてかれなかっただけ、マシだと思えよな」
「襲ってなんか__」
いない、とは言えないか。あの時、僕はAにキスしようとしたんだから……。
「ねーちゃん、大泣きしてたぞ」
お、大泣きって、それほど僕のあの行動が嫌だったってことか！
あまりのショックにうなだれると、子供に肩を叩かれた。
「ね、あのねーちゃんが好きで、いじめちゃったの？」
「ハァ？いじめじゃあない。あれは、なんだその……ち、ちょっと、からかっただけだ」
少し度が過ぎてしまったかもしれないが、からかうどころか本当は大真面目だったんだ。吉良に嫉妬して、何がなんでも僕のことだけ考えさせたくて、後先考えずに行動してしまったが……。
「フ〜ン。でも、知ってるかァ？自分がいじめてるつもりなくても、相手が嫌だってことすんのは、いじめと同じなんだぜェ〜。あのねーちゃん、アンタのこと大嫌い！顔も見たくない！って言ってたし」
「な、なんだって⁉こうしちゃあいられない！おい、風呂場はどこだ？」
「え、何？覗きに行くのか？やめとけよ〜。余計、嫌われるぞ」
「馬鹿！そんなことする訳ないだろうッ。出てきたらすぐにでも、ヘブ__」
クッ、ダメだ……！Aにだけはスタンドを使わないと、誓ったばかりじゃあないか！
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m0902(プロフ) - 了解しました ！ありがとうございます！楽しみにしときます！ (2021年2月11日 23時) (
レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
m0902(プロフ) - また気が向いたら友達になって下さい (2021年2月10日 10時) (レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
m0902(プロフ) - 初コメです！すごく好きです !!続きも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年2月8日 10時) (レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - 初コメ失礼致します…！！世界観や言い回しがすごく好きです！！一気読みしてしまうのも頷けます…！！これからも応援してます！！どうかお身体にはお気をつけてお過ごしください…！それと条件大丈夫です！！続きがすごく気になるのでまってます…！ (2021年1月5日 19時) (レス) id: c4c21690fd (このIDを非表示/違反報告)
もとか - まってます、、、 (2020年8月17日 23時) (レス) id: 4ade42e6d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光
| 作成日時：2016年10月27日 19時
