シャオロン編3 ページ39
コネシマ視点
そういえば。パーティーといえば、平民であったヒロインが礼儀作法に慣れておらず、必死に頑張る姿を見た攻略対象(ヒロインが選択)がヒロインに興味を持ち始めるイベントだったような、、、
だが、今回のこの世界では攻略対象たちはお互いをパートナーとして選出しているし、そもそも男女でなくてはペアを組めないというルールは一切ない
あくまでも交流が目的で、恋愛や出会いに発展することが目的ではないと教師から再三説明された。このパーティーではパートナー以外と踊ることは禁止され、話、食事はパートナー以外と共にしても構わないというものだった
原作であるゲームとは随分異なるようだが、ここはゲームではない。あり得ないことも起こり得るし、なんならその一番の例は俺だったりもする
シャ「コネシマはショッピくんとペアやんな?」
コ「え、あぁ、そうやで」
シャ「ふーん、、、」
何処か含まれたような声色のシャオロンに、何かあったかと問いかけるも「何もないって」と言われて教えてはくれない
ちょいちょい視線を動かしている様子を見れば、何となくだが推測できる気がするのだが、あまり見つめるのは適作ではなさそうだ
仕方ないと授業の話に切り替えれば、彼は申し訳なさそうな顔をしながらもその話に乗ってくれる。彼の友人がやらかしたことや、過去の教師の失敗談は面白くて飽きそうもなかった
シャ「っと、そろそろ時間やな。俺らは先に風呂を使用することになっとるんよ。やから、もう行かんと」
コ「あ、そうやったな。すまん、俺に合わせてたけん遅くなったんやろ?」
そう言えば、彼は違う違うと首を振った
シャ「コネシマと話すのが楽しすぎてな。ついつい時間忘れてたんよ。また話そうな」
コ「、、!!おん、当たり前やろ!」
シャオロンはじゃあと手を振ってから、早足で食器を片付けに行ってしまう。俺は彼が食堂から出て行くまでを見届けてから、席を立った
同じように食器を手渡し、俺は風呂までの時間をどう潰すべきか考えていた
俺は、忘れていた
シャオロンのエンドは、ロボロと並ぶ程にえげつないものだったことを
シャオロンにとって、ヒロインは何ものよりも大切な宝物。ヒロインに向けられる視線が汚らしい欲や嫉妬などならば、その原因を突き止めてとことん痛めつけるような、所謂ヤンデレであることを
199人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜華(プロフ) - #よにん。@str48&変人系カップル&踊り子さん» ふふふ、矛盾しているのに気がついてないんですよね、、彼。このままなら絶対伸びないのに (2020年9月20日 18時) (レス) id: 1bda5ccdb4 (このIDを非表示/違反報告)
#よにん。@str48&変人系カップル&踊り子(プロフ) - 見てて思いました...rbさん、筋肉付けると身長伸びないのに筋トレしてる...w (2020年9月20日 18時) (レス) id: 5f7a5f4a4a (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 瀉天さん» はい、シロノワールです。見た目も味も同じもの、と考えていただければ! (2020年8月6日 11時) (レス) id: 1bda5ccdb4 (このIDを非表示/違反報告)
瀉天 - 新人めんつゆさんと食べてたのってシロノワールみたいなやつですか? (2020年8月6日 11時) (レス) id: e06394b706 (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - #よにん。@変人同盟さん» ありがとうございます!彼はメンバーにとってのヒロインとしてますから。楽しんでいってください (2020年7月28日 7時) (レス) id: 1bda5ccdb4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ