ゾム編３ ページ35
コネシマ視点
コ「俺は見てもええんか？そんなに大切にしてる中庭なんやろ？」
入学してきたばかりの人間が出入りするというのは、彼にとっても嬉しいものではないだろう
そんな俺の心配を他所にやって、ゾムは俺の腕を離し、頭の後ろで自分の腕を組みながら「ひとらんからのお達しやからな」と答える
彼からの説明を受けると、どうやらひとらんはあの出会い以降、俺のことを害はない生徒だと確定させたのだそうだ
まぁ、花や木々を荒らしたり傷つけたりなんてことはどう頑張ってもできる気がしないが、、、そういう人間も過去には居たということだろう
ゾ「ま！ええやん、そんなこと。それより、中庭見に行くんやろ？連れてったるで」
コ「あ、いや、、もうすぐ夕食やからな、、。ありがたいんやけど、俺は中庭には行けんよ」
放送があるとは思うが、それでも粗方の時間には食堂に入っておきたい。人数が多い為、食堂がいくつあったとしても人で溢れかえるのだから
席に座りたいし、周りに知らない人ばかりが集まるという事態はどうしても避けたい
ゾムはえぇ、やらそうなん？やら不満の声を上げるが、なにやら右耳に手を当てて口を閉じてしまう。心配して声をかければ、大丈夫やからと掌を俺に向けて静止の合図をする
じっと彼のことを待っているのも退屈で、踊り場に戻ってそこに設置されている開閉可能な窓の外を眺める
ちらちらと街並みが見え、明かりがつき始めているその風景は夜空に星が浮かんでいるようにも見えた。赤っぽい光は確か教会だったろうか。あの橙色は図書館な気がする
頭の中で浮かべた地図を頼りに、そんなことを考えていれば用事が終わったゾムが「食堂まで送るわ」と声をかけてくる
コ「え、、？一緒に行かんのか、ゾムは」
ゾ「おん、まぁな。仕事やねん。し、ご、と」
後ろにハートがつきそうな声を出し、彼はにっこりと微笑んでいた。ほらほらと手を引かれ、階段を登って食堂への道を早足で進んでいく
途中で俺自身に絡むような嫌な視線がしたものの、ゾムが俺をぐんっと引っ張って歩いてしまったので正体までは分からなかった
コ「すまん、ありがとうなゾム」
ゾ「ええって。ほな、また会ったらよろしくな！」
今度は中庭行こうな！と大きく腕を振るゾムを見送り、俺はカウンターへと足を進める
結局、視線の主は分からなかった
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桜華(プロフ) - #よにん。＠str48＆変人系カップル＆踊り子さん» ふふふ、矛盾しているのに気がついてないんですよね、、彼。このままなら絶対伸びないのに (2020年9月20日 18時) (
レス) id: 1bda5ccdb4 (このIDを非表示/違反報告)
#よにん。＠str48＆変人系カップル＆踊り子(プロフ) - 見てて思いました...rbさん、筋肉付けると身長伸びないのに筋トレしてる...w (2020年9月20日 18時) (レス) id: 5f7a5f4a4a (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 瀉天さん» はい、シロノワールです。見た目も味も同じもの、と考えていただければ！ (2020年8月6日 11時) (レス) id: 1bda5ccdb4 (このIDを非表示/違反報告)
瀉天 - 新人めんつゆさんと食べてたのってシロノワールみたいなやつですか？ (2020年8月6日 11時) (レス) id: e06394b706 (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - #よにん。＠変人同盟さん» ありがとうございます！彼はメンバーにとってのヒロインとしてますから。楽しんでいってください (2020年7月28日 7時) (レス) id: 1bda5ccdb4 (このIDを非表示/違反報告)
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