万事屋 ページ44
*
ある日の夕方。私は何気なく、小太郎と辺りを散歩していたのだ。すると見慣れた三人組と出会う。
「あ、A姉とヅラアル！！」
「ヅラじゃない桂だ。こんなところでどうした。」
そう、万事屋の三人組だ。私がふと銀時の方を見ると、銀時は真っ青な顔をしていた。何があったのだろう。
『銀時どうしたの？ 顔色悪いけど。』
「無理だって俺帰りたい。無理」
何が無理なんだ。銀時は無理だとか幽霊だとか、ブツブツ言っている。そんな銀時に代わって、新八君が私の質問に答えてくれた。
「実は、近くに空き家の幽霊屋敷があるんです。不動産がさっさとその屋敷を売りたいから、万事屋に幽霊を追い出すことを依頼したんですが......」
「銀ちゃんはずっとこんな感じネ。情けないアル。」
成程。それで銀時は真っ青なのか。リーダーがそう言うと、「幽霊なんざ怖くねェよ！」と銀時は言った。全く説得力がない。
「オイ、ヅラとAも来いよ......人数はお、多い方が良いだろ......報酬も少しやるからよ。」
あの銀時が報酬を分けると言い出すとは、かなり怯えているようだ。というか、万事屋に依頼するんじゃなくて、祓い屋にでも頼めばいいのに。
「俺は別に構わんが。Aは......」
『私も別に良いよ。なんか、可哀想なくらい怯えてるし。銀時は昔から幽霊だとか苦手だもんね。』
「お、怯えてねェし！ 苦手じゃねェし！！」
そしてなんやかんや、私と小太郎は万事屋の依頼に巻き込まれてしまったのだった。
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そらね - あと、沖田さんがヅラのことは桂って呼んでるのに夢主ちゃんのことは名前で呼んでるのは意味あるんですか？ (2021年12月27日 18時) (
レス) id: 27a0f136f2 (このIDを非表示/違反報告)
そらね - とっても面白いです！更新待ってます！！ (2021年12月16日 16時) (レス) id: 27a0f136f2 (このIDを非表示/違反報告)
柊華(プロフ) - COCONA・ω・♪さん» 有難うございます！！頑張りますっ！ (2018年4月2日 23時) (レス) id: 4f0640bb9f (このIDを非表示/違反報告)
COCONA・ω・♪ - 桂さん、めっちゃカッコイイですよね！これからも、更新頑張ってください(・ω・) (2018年4月2日 22時) (レス) id: 159fddb064 (このIDを非表示/違反報告)
柊華(プロフ) - きょうかさん» おお！神ですか！？有難うございます！！ (2018年3月24日 8時) (レス) id: 4f0640bb9f (このIDを非表示/違反報告)
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