王道パターン ページ26
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桂小太郎side
俺は路地にAを置いてもう表に警察が居ないことを確認しに向かった。
『どうやら、もう幕府の犬は居ないらしいな。』
路地にAを置いてきてるんだ。早々に戻らねば。俺は早足で路地へと引き返した。それにしても先程は思わずAを抱きしめてしまった。緊急事態とはいえ、急すぎたな。今になって恥ずかしいし、ニヤけが止まらない。
『路地で抱きしめるだなんて破廉恥だろう......』
赤くなってしまった顔を手で覆いながら呟く。それにしてもAはあんなに柔らかかったか? それに何だかいい匂いもしたぞ......ええい!そんな事を考えるだなんて辞めだ。
「え何、君一人なの? 結構かわいいじゃん。俺らとまわろうよ。」
「奢ってあげるよ。一緒に行こうよ。」
ふとそんな声が聞こえる。嫌な予感がした。間違えなく、声をかけられているのはAだ。今のAは刀を持っていなかった筈だ。俺は急いで走り出した。......これはナンパされているのを止めるという王道パターンなのでは?
『そうとあれば俺がかっこよく止めるしかないな。』
アレだろう。俺にはわかる、わかるぞ。少女漫画や夢小説とやらでよくあるパターンだ。俺の連れに手を出すんじゃないというやつであろう。これはAも俺の事を見直すのでは......? そんな事を考えながらAを置いてきた場所に辿り着くといきなり何かが飛んできた。
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そらね - あと、沖田さんがヅラのことは桂って呼んでるのに夢主ちゃんのことは名前で呼んでるのは意味あるんですか? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 27a0f136f2 (このIDを非表示/違反報告)
そらね - とっても面白いです!更新待ってます!! (2021年12月16日 16時) (レス) id: 27a0f136f2 (このIDを非表示/違反報告)
柊華(プロフ) - COCONA・ω・♪さん» 有難うございます!!頑張りますっ! (2018年4月2日 23時) (レス) id: 4f0640bb9f (このIDを非表示/違反報告)
COCONA・ω・♪ - 桂さん、めっちゃカッコイイですよね!これからも、更新頑張ってください(・ω・) (2018年4月2日 22時) (レス) id: 159fddb064 (このIDを非表示/違反報告)
柊華(プロフ) - きょうかさん» おお!神ですか!?有難うございます!! (2018年3月24日 8時) (レス) id: 4f0640bb9f (このIDを非表示/違反報告)
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