【桂小太郎】家族兼幼馴染み

いつもの ページ2

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『小太郎、真選組来た。マジ来たアア！』


私はチンピラ警察こと真選組に追われながら、小太郎がいるところへ猛ダッシュする。


「A！？ こっちに来るなぁ！ 真選組は自分でどうにかしろ！！」


『無理無理。助けて！！』


小太郎は「しょうがないな」と言うと、私の手首をパシッと掴み、いつもの調子で走り出した。このやりとりは日常茶飯事なのである。


「A、桂アアア！！ 待ちやがれィ！！」


私たちを追うのは真選組、一番隊 隊長の沖田総悟......物騒なバズーカ片手に追ってくる。足早すぎでしょ。真選組......！


『ねえ小太郎。真選組斬るとかなんとかしてよ。狂乱の貴公子でしょ？』


「俺は逃げの小太郎だからな。鮮血の姫がやれ」


『だが断る』と私が言うと、不意に体が宙に浮く。どうやら小太郎が私を抱えて、屋根へと飛び乗ったらしい。私たちの背後からはボカアアアン、と爆発音がする。真選組がバズーカを撃ったのだろう。もう色々とハチャメチャだ。


『小太郎！』


「あぁ。わかってる」


このまま逃げていてもそれが永遠に続くだけ。どこかへ隠れるのが最適解だ。


『「作戦、銀時だぁ！！」』

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