十七 ページ20
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『ただいま〜』
「お、買い出ししてきたか?」
『ちゃんと買ってきたよ。甘いお菓子はてきとに、プリンとかケーキとか』
タバスコを混ぜやすいものを、と心の中でつけ足す。
「んじゃ、ケーキを皿に出して持ってきてくれ」
『はーい。......総悟』
「わかってらァ」
と黒い顔で総悟はニヤリと笑う。
棚から皿を出し、私はケーキにタバスコをかけ始めた。うわ〜辛そう。完全に他人事だけど
その時、私の携帯がなる。誰からかは予想がつく。
『おかけになった電話は、電源が切れているか、電波が届かない場所にいるか、副長なので、電話に出られません。』
「オイ、何自分で言ってんだ。しかも副長なのでってどういうことだよッ!」
『それで、なんですか。』
「屯所の復旧が終わったから、帰ってこい」
『嫌よ!あなたが私をふったくせに......私はホイホイ男を変える尻軽女じゃないの!二度と電話しないで!』
「1人で何やってんだ。いいから10分いないに帰ってこい。切腹させっぞ」
『らじゃー』と私は言い、電話をブッチ切りした。あ、タバスコかけすぎたかも......いっか
『総悟、もう帰ってこいだってさ。万事屋、これケーキでーす。』
「帰りやすかい」
「お、サンキュー」
この後、万事屋の叫び声が、かぶき町じゅうに響きわたった。
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柊華(プロフ) - ほしなさん» 有難うございます!!頑張りますっ! (2018年3月31日 21時) (レス) id: 4f0640bb9f (このIDを非表示/違反報告)
ほしな - 作品がとっても素敵で大好きです!これから頑張ってください!応援してます!! (2018年3月31日 20時) (レス) id: 898fac2a0f (このIDを非表示/違反報告)
柊華(プロフ) - レオポルニャさん» ありがとうございます!!とても嬉しいです!! (2018年3月29日 8時) (レス) id: 4f0640bb9f (このIDを非表示/違反報告)
レオポルニャ - 更新頑張ってくださぁい!応援してまぁす!なんつって (2018年3月29日 8時) (レス) id: 99a9e4b4ed (このIDを非表示/違反報告)
柊華(プロフ) - ラーさん» 有難うございます!!すごく嬉しいです!頑張ります!! (2018年2月18日 11時) (レス) id: 4f0640bb9f (このIDを非表示/違反報告)
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