医者の子とwrwrd！【男主】 (ページ2)

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薬1 ページ2

雫said

雫「今日も・・・かぁ」

朝、起きてみれば自分以外誰もいない部屋。今日で親が2人とも居なくなって10年目。

俺が5歳の時に何処かの軍に連れて行かれたっきり帰って来ない。

俺はあの時親に地下室に入れられたから助かったんだ。

あのことがあった以以来ここを見ている軍。

wrwrd軍は防御を強化。人を連れて行かれないようにしているみたい。

まあ俺はその人たちに見つからないように生きてるんだけどな。

理由？親が連れて行かれたのは自分たちのミスだとか言って世話してくれそうだから。

世話されたくないし能力あるから平気なんだよ。生活の自立くらい出来る。

それに・・・俺の能力を知ったらみんな俺から離れていくのは分かりきっているから。

雫「・・・まあ良いや」

今日は特に患者さんを見て欲しいってのはないからね。

1日薬の調合やら毒作りに専念できる。毒を作ってる理由？

なんとなく？能力で何個でも作れるけど自分でも作ってみたいじゃん。

そんなことを思っていると外から声が聞こえてきた。

叫び声だなぁ。・・・しょうがない。

俺は部屋にある窓から外を覗いてみた。すると黒いパーカーを着た男が4人いた。

男1「おいこら！ここの総統出てこいよ！」

男2「俺らに教えろよ！あの医者の子を！」

・・・俺のことをどうやら探しているようだな。全く。

まあ大方無理矢理連れて行ったから親が舌を噛んで自殺したんだろう。

グル「私を呼んだか？」

あ、wrwrd軍の総統。グルッペン・フューラー。

あの人の性格は性格で面倒くさい性格って噂らしい。

その人の右腕の人は苦労人なんだとか。確かトントンとか言ったかな？

男3「へっ！おい、総統。俺らが昔連れて行ったから医者たちの子は何処だ？答えろ」

男3は殺意丸出しでそうグルッペン・フューラーに言っていた。

あんな殺意じゃここの総統様は驚きもしないし戸惑いもしないよ。

俺は窓からその光景を眺めていた。

グル「お前たちに答える義理はないゾ」

まあそう言うだろうねぇ。ここの総統様は。これ俺出た方が良いの？

でも出たら確実に軍に連れて行かれるんだよねぇ。

そんなことを思っていると総統様が頷いた。

それが合図なのか周りの建物からその軍の幹部の人たちが出てきて4人を即座に拘束した。

おお、早業～。凄いねぇ。上手い具合に総統が注意を引きつけて幹部たちは町の人に紛れていたのか。

凄い連携だな。尊敬する。